サウンド、プレイアビリティ、ルックスの最高峰である、ギブソン・カスタムは、伝統的工程と最新技術の融合、そして卓越したクラフツマンシップにより、歴史を継承する製品と、新たな時代に向けた革新的な製品を生み出しています。

1960年に製造中止となったシングル・カットのレスポールは、1960年代後半当時のミュージックシーンによりその人気が再燃し、1968年の夏、再生産という形でカスタム、スタンダードの2モデルが復活を果たしました。

再販されたこの時期のカスタムについて、ルックスは1950年代のカスタムの意匠を継ぐものでしたが、サウンドを形作る要素は50年代のカスタムから変更されました。メイプル・トップにマホガニー・バックのボディ構造（1950年代はマホガニー1ピース）、デュアル・ハムバッキング・ピックアップといったサンバースト・レスポールから受け継いだ仕様が採用され、結果的にそれが当時のロック・ムーヴメントの潮流にマッチし以降のカスタムのイメージを決定づけました。以降、50年以上経過した現代においても尚、ロックギタリスト垂涎のモデルであり続けています。