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How To Buy A Guitar

エレクトリックギター購入時の確認ポイント

開かれた情報とともに、最高のギターを購入するための常識的ルール

皆様が、真剣にギブソンギターのご購入を検討されていることを、深く感謝申し上げます。以下のリンク、Electric Guitar Buyer’s Guideをご確認いただいている方は、もう既にギブソンギター購入時の検討材料を真剣にリサーチされている、ということになります。

以下に挙げる15項目の簡潔なルールは、プロフェッショナルなギタリストや、ギター製造における権威と評価を受けているギブソン社のルシアー達とのインタビューを通して、紡ぎ出されています。演奏家達の協力のもとプレイヤビリティ(演奏性)や信頼性のテーマについて、ルシアーの協力のもとマテリアル(素材)や製造法について、それぞれのテーマが記載されています。

購入をご検討中のギターやベースについて、以下のルールを当てはめてみてください。きっと、皆様が最高のギターへとたどり着き、そのギターとともに末永くお楽しみいただけることでしょう。

基本ルール

  • Rule 1 品質にお金を支払おう

    僅か2-3年の間に5~6本のギターにお金を費やしたギタリスト達の話をよく耳にしますね。彼らは現状の手持ちのギターに満足することなく、そのギターを下取りに出しては新たなギターを手に入れることを繰り返します。最終的にベストな1本を手に入れるのにかなりの出費となったことでしょう。

    今までインタビューしてきた、あらゆるプロギタリスト達から聞こえてくるワンポイントアドヴァイスは、最初から予算の許す限り最上の品質のギターを購入しようということです。プレイヤビリティ(弾きやすさ)や信頼性が大丈夫かどうかで品質の良し悪しを判断できますし、その判断において近道はありません。高度に競争の激しいギター市場において、ギターを安価で生産し提供する唯一の方法は、安価な材、安価なパーツを使い、安価な労働コストの環境で生産することです。その結果は、その言葉通りあらゆる意味においてチープなギターに仕上がるということです。

    皆様がどんな環境でギターをプレーしようとも、それがステージ上であろうがスタジオであろうがご自宅であろうが、いくら品質面で妥協したとはいえ、プレイしているギターにがっかりさせられる経験を良しとする方はどなたもいらっしゃらないでしょう。品質にお金を支払うことでそうした後悔をすることはなくなるのです。


  • Rule 2 保証規定と保証内修理サービスの内容を確かめよう

    良いギターとは良い友達のようなものです。生涯にわたってその関係は継続します。

    ワランティカードとオーナーズマニュアルを確認してみてください。ライフタイム・ワランティの規定があるかどうかも確認してみてください。その意味するところは、そのギター製造メーカーは自社のギターに100%の自信があるということなのです。

    新品のギターの生涯保証は驚くべきことであったり珍しいことではありません。1930年代にギブソンが製造した最初期のエレクトリックギターの多くはいまだに現役で使えるギターであり、そのギターのオーナー達に先立たれてしまっているくらいなのです。5年や10年の期限付きでそのギターの出来栄えやマテリアルだけを保証しているギター製造メーカーは、保証期間内になんとか問題が起きなければ良いと考えているのかもしれません。

    アフターサービスやパーツの供給状況などに関して、それぞれのギター製造メーカーの評判を聞いてみましょう。もしお手持ちのギターに不具合がでれば、誰だって直ぐにでも適切に直して欲しいわけですから。


  • Rule 3 ギター製造メーカーについてリサーチしよう

    ギブソン社はより多くの本数のギターを生産しています。そのため、ギター製造における高い経験値を誇ります。後々どんなトラブルがギターに起こり得るのか、ギブソン社には経験値があります。

    経験値こそがギター製造における最高の先生なのです。材質や製造方法などについて広範にわたる経験を十分に積んでいない新興ギターメーカーはどうしてもミスを起こしやすくなるのです。純然たる事実として、歴史の浅いギターは将来長きにわたって活躍できるか不安が残るということです。


  • Rule 4 ギターの真価・価値を考えよう

    一般的には、ギブソンのクラシックなモデルを購入後、数年内にそのギターを下取りに出したくなった場合、そのギターを換金できる可能性は高いでしょう。

    プレイヤーにとってのギター購入の主な理由は演奏するためです。しかし同時に、下取り時や買取り時の価格が徐々に上昇していきそうなギターであれば更に良いと考えるでしょう。その意味では1959年製のサンバーストカラーのLes Paul Standardに匹敵するギターはほとんど存在しないでしょう。当初のカタログ価格は$250で、今日のヴィンテージ市場では数10万ドルを下りません。しかし、当然ながら想定できることは、クオリティの高いギターは程なくそのギターに支払った以上の価値を帯びることになるだろうということです。

    一般的には仕様のグレードの高いギターはより評価が高くなるギターです。しかし、数例の注目すべき例外もあります。1958-60 sunburst Les Paul Standardや1958-62 dot-neck ES-335などです。これら両モデルは、ヴィンテージギター市場において、Les Paul CustomやES-355のようにより意匠を凝らしたモデル以上に高騰しています。1950年代製造のLes Paul Juniorのように比較的お求め安い価格ながら造りの良いギターについても、1950年代に当時のギター購入者達が支払った額の10倍以上の価値があります。

    クラフツマンシップがギターの将来価値において重要な要素となるのです。製造において特別な技能が不可欠とされる部分、例えばバインディング、塗装、手工作業、インレイワークなどの領域は更にコストのかかる作業となっており、今日のギターの価値を将来に向けて高めていくこととなるでしょう。


素材は重要

  • Rule 5 質の良いトーンウッドを探し求めよう

    どのギターも元々は一片の木材から作られています。先ず、木材が何をもたらしてくれるのかを理解することから始めましょう。

    一見、エレクトリックギターのサウンドはほぼ全てピックアップから形成されているように思われる向きもあると思いますが、実際は木材の質や種類がトーンとサスティンに重要な影響を及ぼしています。高密度で安定性の高いウッドである“トーンウッド”がアコースティックギターだけでなくエレクトリックギターにとって最高のマテリアルとなります。ギターのボディ材としては、アッシュ、アルダー、コリーナや様々なエクゾチックウッドなどももちろん人気があるのですが、やはりマホガニー材とメイプル材が最も一般的です。あらゆるタイプのエレクトリックギターのモデルごとに、様々なウッド材や個別の製造法が実践されています。

    最初期のエレクトリックギターのようなホローボディ・アーチトップ・ギターはピックアップが後付けされていますが、基本的にはアコースティック楽器です。これらのモデルは、幾分アコースティック感のあるサウンドを生み出すよう意図されています。その目的のため、より高額帯のモデルでは単板のスプルーストップ、サイドとバックには単板のメイプルが採用されています。一方、よりお求め易い価格帯のモデルではトップ、バック、サイドに合板のメイプル材が採用されています。

    セミホローボディのエレクトリックギターは、幾分アコースティックな鳴りを有しています。しかし、ボディトップの内側に木製のブロックを配することで、ボディの振動を弱めピックアップからフィードバックが起きにくくなるようデザインされています。合板の使用は堅牢なボディを意図してのことです。

    ソリッドボディのギターは、ボディトップの振動を極力抑えこむことでサスティンを最大化しフィードバックが起きづらくなるように意図されています。木材の強度と密度はトーンに僅かながら影響を与えています。マホガニー材は一般的には、より強度と密度がありブライトなトーン特性のあるメイプル材よりもウォームな響きをもたらすと考えられています。

    合板という構造は、エレクトリックギターの構造上では必ずしもマイナス評価とされるものではありません。もし、合板の加工プロセスが木部に強度をもたらすのであれば、合板は単板やソリッドのボディ材よりも強度があるといえるでしょう。Gibson ES-335のボディが良い例です。そのスリープライのラミネートボディ(合板ボディ)は、中間の板の木目がその外側の板の木目と直角になるよう配置され、より強度が稼げる構造となっています。しかしながら、生産コストを抑えようとしてより小さな木片を活用して板を貼り合わせたり、木を継ぎ合わせようとする場合、そうして作られるギターの品質や価値は大幅に低められたものとなります。同様に、単板を使用する代わりに、見た目の目的から薄いヴェニア板が使用される場合、そのメーカーはコスト節約を優先しているのでありそのギターの品質は低いとみなされます。

    マホガニーとメイプルは、理想的なネック材として最も人気のある材です。指板材は、ネック全体の強度と安定性に影響していますし、更に言うとトーンにも大きく影響しています。例えば、エボニー指板はより柔らかいローズウッド指板よりもネック全体を堅牢にするため、より鋭角的で明るめのアタック感をもたらします。


  • Rule 6 ノイズの発生しない電気回路にこだわろう

    鎖の強さはその中で最も弱い輪っかの強さと同程度にすぎない、という古い言い習わしがあります。どんなに立派なギターであっても、チープな電気回路の載ったギターはチープなサウンドがします。

    ギターやベースのピックアップは、ハムノイズやバズ音などを惹き起こす外来の電気ノイズから保護されていなくてはなりません。加えて、ピッアップ類はマイクロフォンのフィードバックを阻むようワックスやエポキシで密閉されていなくてはなりません。

    ノイズ音のもっとも少ないピックアップはハムバッカーで、ギブソン社のセス・ラヴァー氏が1950年代に発明したものです。

    ハムバッカーは、外来ノイズを除去できるように配線されたダブルコイルピックアップです。その名前の由来は、文字通りハムバッカーは、可変抵抗器や蛍光灯やその他の電気的な干渉によってもたらされるハムノイズを振り落とすからです。その過程において、ハムバッカーはより強い信号を発し、それがよりファットなトーンとなるのです。

    シングルコイルピックアップは、ハムバッカーよりもより明るめなトーンをもたらしますが、ハムノイズに弱くフィードバックを起こしやすい特徴があります。すべてのギブソン製のハムバッカーとシングルコイルピックアップは、50年代の精緻なレプリカであるバーストバッカーを除いて、ワックス含浸の処理が施されています。


ギター製造とは芸術

  • Rule 7 手作業によるクラフツマンシップと機械生産の絶妙な融合を理解しよう
  • 部分部分によっては、機械での製作作業が正確性の観点から有利であったり、他方ルシアーによる手作業でしか為しえない作業もあります。我々は、不具合の発生する少なさの点で、全てをハンドメイドで生産されたギターよりもギブソンの行っている機械と手作業を融合させた生産方式の方が有効だと考えています。勿論、我々は製品の不具合は良しとしません。

    製材やルーティングなど正確性が必要不可欠となる反復生産での製造工程については、自動化された機械で作業した方がより費用効率が高くなります。しかしながら、ありふれた平凡なギターと一線を画したハイクオリティなギターに不可欠な要素は、熟練の腕利きのクラフツマンによってのみ実現するものなのです。レスポールの削りだしのトップにおける最終のサンディングとシェィピングの作業やサンバーストフィニッシュの芸術的な色合わせなどは、機械では到底で為しえない高いクラフツマンシップの好例です。手作業によるクラフツマンシップと機械生産の絶妙な融合により、ギターは最高の価値とクオリティを帯びるのです。


  • Rule 8 セットネックによる利点を評価しよう

    私はセットネックの方式が好みです。ネックのアングルが正確に保たれるからです。他のプレイヤー達が正しいネックアングルを得ようと、ギターピックやマッチ棒のカヴァーをボルトオンネックのジョイント部に無理やり押し込んでいるのを見たことがあります。

    ネックジョイントは、弦の振動がネックにしっかりと伝わるよう、タイトで堅牢でなくてはなりません。もし、ネックジョイント部が緩かったら、弦はネックに対する振動エネルギーを失い、ギターはサスティンとトーンを失ってしまいます。

    多くのエレクトリックギターやベースは、ボルトオンネックの構造で生産されています。製造工程がより平易で迅速化できるからです。しかし、伝統的なセットネックの方がより頑丈なのです。ギブソンでは、ネック角を合わせ、ゲージを使用してセンター合わせを行い、ネックとボディをフィットさせているのです。そして、ネックの軸がボディに対して永遠に接合されるのです。張られている弦のゲージの変更や気候の変化に順応するよう、ギブソンの発明であるアジャスタブルトラスロッドやアジャスタブルブリッジを調整することで若干の微調整が可能です。ご参考までに、最終ページの調整法のページもご確認ください。


  • Rule 9 ギターの各部位が正常に機能しているか確認しよう

    これは明らかなことなのですが、なんと多くの正常に機能していない状態のギターが実際に市場で売られていることかと、驚かされます。

    ナットとヘッドストックは、弦がナットの溝の中で遊んでしまいカラカラと鳴ることのないよう、十分に下方に向かって圧力が加わるようデザインされていなければなりません。同じことはブリッジやテイルピースにも当てはまります。カッタウェイやネックヒールは単に見栄えが良いというだけではなく、指板の端のハイフレット・ポジションまで楽にアクセスできるようでなければなりません。ピックガードは、ピッキングの邪魔をすることなくピックによる弾き傷からボディトップを保護するよう取り付けられています。コントロールなどの電子パーツは、容易に手の届く範囲に配置され使い勝手が良くなければなりません。トラスロッドやブリッジなどの調整可能な箇所は容易にその調整作業が行えて、分解作業など不要でなければなりません。

    ギブソンのチューン・オー・マチック・ブリッジなどの伝統的なデザインは、伝統以上の意味合いがあります。長きに及んで使用され続けたその耐久性は実証済みで、現在もなお新作のギターにおいて幅広く使用されているのです。


  • Rule 10 ギターの仕上げや細部に注意を払おう

    ギターの細部にまで注意を払うことは、ギターの価値をどのようにみるのかということと同義です。皆様はちょっとした違いが聴き分けられますし、ちょっとした変化を感じとることができるのです。そうした場合に、正しい方向に修正するのにより多くの時間を要しないことが多いのです。もう30分か1時間程度あれば、かなり改善されたギターになっていたのに、ということがあります。

    ギター製造業者が製造コスト削減のために工程を簡素化する際、細部にその影響が表れてきます。見た目にも、木部での傷、だらしないバインデイング部の仕上げ、まだらなバフがけなどがが顕著になるかもしれません。より深刻な問題は、フレット端の仕上げが粗かったり、ナットの弦溝の中で弦が遊んでしまっている場合などです。ぱっと見て明らかに分かるような問題がある場合、そのギター製造業者は品質管理に熱心ではないということは明白ですし、そのギターにはまだ隠された問題点が隠されているかもしれない、ということなのです。


  • Rule 11 技術進歩への歩みを続けているメーカーのギターに注目しよう

    良いギターを作れる方は数多く存在します。ギタリストならば、より良いギターを作ろうと努力を続けているメーカーのギターを手に入れたいですよね。

    どのギターメーカーが実際にそういったことを実践していて、適切な製品を組上げているのでしょうか?どのギターメーカーが本当により良いギターを製造しているのでしょうか?その答えは、そのメーカーの行ってきたイノヴェーションの実績をみれば明らかです。長きにわたるイノヴェーションの数々、たとえばギブソンによるアーチトップギターのデザイン、アジャスタブル・トラスロッドとハムバッキングピックアップをみれば、その製造者は絶えずギターを改良・進化させようと取り組んできたことが分かります。また、ソリッドボディギターやセミホローボディやホローボディのエレキギターのようなあらゆるスタイルのギターにおいて主唱者として認知されてきたギターの製造メーカーには、明らかに幅広いギター製作の知恵が蓄積されています。ギターを隅々まで知り尽くし自社の研究開発部門を有している会社は、素材と設計・デザインにおける最良の組み合わせのノウハウを蓄えてきたのだろうとみなすことが出来るのです。


実地検品

  • Rule 12 ネックの状態をチェックしよう

    私の所有するES-335のネックは最高です。その接合部は完璧に接がれています。音程感も抜群です。小鳥のさえずりのように最高のサウンドを奏でます。チューニングを行い、ケースに仕舞いこみ、一週間後に再びギターを取り出します。場合によっては2週間ぶりに取り出すこともあります。それでも状態は完璧です。

    エレクトリックギターは、典型的にアコースティックギターに比べ弦高が低めに設定されています。弾き心地を優先して弦は指板に対し十分に近くなるよう、また同時にフレットまわりでのビビリ音が出ない程度に十分に高さを保つよう、頃合いをみて設定されています。フレットでのビビリ音は、高すぎるフレットによって惹き起こされる場合もあります。それは、劣悪なクオリティコントロールを示唆するもので懸念の原因となります。

    ひとたびギターがチューニングされると、ネック上のどのポジションでも正確なピッチでプレイできなくてはなりません。これはイントネーション・音程感と呼ばれています。たとえギターが完全にチューニングされていない場合でも、これを確認するのにシンプルなやり方があります。12フレットポジションで弦をフレットまで押さえ込むことをせずに、左手を弦の12フレット上に触れて、ハーモニック音が鳴るように弦をはじいてみてください。次に、弦をフレットにあたるよう押さえ込んで実音を鳴らしてみてください。もし音程感が正しいギターであれば、ハーモニック音と実音とまったく同一の音程感となります。(注: ギターメーカーは典型的に平均的な演奏スタイルを想定してギターの出荷前調整を行っています。もし皆様の演奏スタイルが平均的なプレーヤーのタッチよりも強い場合、弦のビビリ音が発生するでしょう。もし、皆様が平均的なゲージよりも更に太いゲージの弦に慣れ親しんでいる場合、強く弦を押さえつけてしまいがちとなり悪い音程感となってしまうこともあり得ます)

    音程感が悪く弦高が高すぎたり低すぎたりするギターの場合、数箇所の平易な調整により改善することができます。しかしながらそういったギターの場合、そのギター製造者は適切にセットアップされていない状態でギターを出荷しているため、ギターメーカー自体の品質に対する無関心の兆候がみてとれるのです。


  • Rule 13 ギターのデザインごと、もしくは同一モデル間でのサスティンの違いを確かめよう

    チャック・ベリーがよく言っていたように、もし皆様のギターに良いサスティンが備わってなければ、最高の演奏はできっこないでしょう。

    異なるスタイルのギターそれぞれに、別個のそれぞれのサスティンの特徴が備わっています。しかし一般的な法則では、ギターに伝わる弦の振動が大きければ大きいほど、サスティンは短くなります。ソリッドボディのように剛性と重量がより大きなギターは、ホローボディ・アーチトップのように剛性の低いギターに比べてサスティンは長くなります。正確にサスティンを評価するために、同様のスタイルのギター同士で比較してみてください。つまり、ホローボディとホローボディのギター、ソリッドボディとソリッドボディのギターで比較するのです。

    先ず、アンプにつながずに各弦の開放のサウンドを聞いてみましょう。もしあるギターが他の同様のギターと比べて、比較的に柔らかいサウンドを有していて比較的に短めのサスティンを有している場合、その場合はネックジョイントかブリッジやナット上での弦溝に問題がある可能性があります。

    次にアンプに繋いでみてください。ピックアップのマグネットは、弦の振動とサスティンを弱める方向に作用します。ギターによっては、よりパワフルな出音を求めてピックアップを極端に弦に近づけるようにセットアップされているものもあるかもしれません。しかし、そのパワー感はサスティンを犠牲にして得られているのです。繰り返しますが、同様のタイプの他のギターと比較しながら検討することをお勧めします。


  • Rule 14 エレクトリックギター、エフェクター、アンプのもつノイズに耳を澄まそう

    エフェクターは目的と理由をもって作られています。誰も、ギターから奇妙なサウンドがしてきてビックリしたくはありませんよね。

    アンプに接続し、ギターやベースをアンプに近づけてみましょう。そうすると、ピックアップが不要なノイズ音を拾いがちな場合、ハムノイズやバズ音、キンキンのフィードバック音が生じるでしょう。コントロールノブを回してみて、埃っぽいポテンショミーターから生じてくるポップ音に耳を澄ましてみましょう。ジャック部でコードを軽く揺らしてみて、しっかりとコードが接続されているか確認してみましょう。


  • Rule 15 ニトロセルロース・ラッカーによる仕上げの塗装の状態をチェックしよう

    もし塗装やフィニッシュに十分な注意を払うことができないギター製造者の場合、よくあることとしては、他の製造工程においても十分な注意が払われていない可能性があるということです。

    サンディング時のスクラッチ・擦り傷やゆず肌のような粗い仕上げがないかよく確認してみてください。その意味するところは、塗装工も最終検品者も十分に注意が行き届いていないのではという憶測が成り立ちます。

    ニトロセルロース・ラッカーは、ギターの塗装として伝統的な塗料です。事実、すべてのギブソンギターはラッカーフィニッシュで仕上げられています。複数回の塗布と数日間に及ぶ乾燥時間が避けられないため、非常に時間とコストのかかる塗装法なのです。ウレタンフィニッシュは塗布のコストが安く済み、またニトロセルロース・ラッカーの塗布が州によっては法律で禁じられているため、広くギター業界で採用されています。ウレタンフィニッシュは塗膜が硬く耐久性がありますが、ラッカーフィニッシュのようにリペアやタッチアップでの修正をおこなうことができません。ウレタンフィニッシュでの打ち傷を修正するには、ギター全体の再塗装が必要となるのです。


ギターのオーナーの手による調整作業

  • トラスロッド

    トラスロッドは、ネック上でエレクトリックギター弦によってもたらされる約50キログラムにも及ぶ張力に反し、ネックのストレートを維持するように仕込まれています。最適のネックの形状は、完全にストレートという状態ではなく、むしろ僅かに順反りしている状態です。ギターテクニシャン達はその状態を“リリーフ”と呼んでいて、そのリリーフの程度は、いつもと異なるゲージの弦を張る際や気候の変化の状況によって変わってきます。

    アジャスタブルトラスロッドは、ネックが僅かに湾曲した状態の中で起きるいかなる変化をも修正することができます。ギブソンギターについて、へッドストック上の釣鐘型のセルロイドのカヴァーの内側にあるトラスロッドナットを回転させることによって、トラスロッドを調整することができます。リリーフのほとんど無いネックでもリリーフの大きすぎるネックでもどちらの場合でも弦高の状態に影響を及ぼし、前者は低すぎる弦高、後者は高すぎる弦高をもたらします。しかし、一度ネックが適切なリリーフをもつように調整されたら、弦高の調整はブリッジ側で行うべきでしょう。

    ネックの状態をチェックするために、ナット部からネック全体を見渡せるようにギターを抱えます。もし指板が平らに見える場合、トラスロッドナットを反時計回りに回しトラスロッドを緩めたほうがよいでしょう。(その場合、トラスロッドナットを一度に4分の1回転以上回さないようにご注意ください)もし、指板に十分すぎる湾曲が見られる場合、トラスロッドナットを時計回りに回転させることでトラスロッドを締めることができます。


  • ブリッジ

    ブリッジの目的は、イントネーション・音程感と弦高を維持することになります。トラスロッドを調整したり張っている弦のゲージを変える場合、イントネーション・音程感や弦高にも変化をもたらします。弦高は、ブリッジを上げたり下げたりして理想的な弦高になるよう、最初に調整されるべきです。その次に、イントネーション・音程感を決定づける弦長を調整することができます。ギブソンのチューン・オー・マチック・ブリッジでは、小さなオクターヴ調整ネジがサドルを前後に動かし、ナットからサドルまでの弦長を伸ばしたり短くしたりします。Rule 12で示しました音程感のチェックを実践されるとき、もし実音がハーモニクス音よりも高い場合、弦長を伸ばす方向でサドルを動かさなければなりません。もし実音がハーモニクス音よりも低い場合、その場合は弦長が短くなるようにサドルを動かさなければなりません。


備考

  • ギブソン社は、fホールのアーチトップギターやセミホローボディのエレクトリックギターを発明しました。また、ギブソンのソリッドボディ・エレクトリックギターは世界中で人気あるアイコン的な存在です。伝統、品質、イノヴェーション(革新)という点で言えば、この要件を十分に満たしているのはギブソンだけだと言えます。(ONLY A GIBSON IS GOOD ENOUGH)


コチラのリンク、 "How to Buy an Electric Guitar"にてご覧ください。