毎回ギターを演奏し終える度に、100%コットンのクロスを用いて弦とネックをしっかりと拭きましょう。そして弦については、理想的には数日おきに張り替えることが望ましいです。しかし一定期間演奏していると、遅かれ早かれ、どんなに拭き取ろうにもこびりついて取れないような、脂っこいべとべとした感触を指板上で感じるようになるでしょう。指板は定期的にクリーニングする必要があり、フレットも定期的に磨き上げる必要があります。以下では、ギターメンテナンス本やリペアに関するハンドブックで紹介されている、プレイヤー自身で行える最もお手軽な調整作業を紹介いたします。もちろん、以下の作業では、予め適切な工具類の準備が必要となります。
必要な工具類:
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以下に記載する作業手順は、ローズウッドやエボニーなどの木目が露出しているタイプの指板に適用してください。指板表面にラッカー塗装の施されたメイプル指板のようなタイプのギターの場合、フレット磨きの作業中はフレットとフレットの間の指板面をマスキングテープでマスキングし、ラッカーフィニッシュを保護する必要があります。
再び弦を張り、ギター演奏をお楽しみください!