ギブソン・ブランズ、ウィンターNAMMを控え新製品情報を公開
G-45 STUDIO、G-45 STANDARDからなるギブソン・ジェネレーション・ラインを発表。CHUCK BERRY ES 350T、CHRIS CORNELL ES 335 TRIBUTESの2019年内リリースを公表。
NASHVILLE, Tenn., Jan. 18, 2019 -- Winter NAMM Room #207 --既報の通り、創業から一世紀以上を経た2019年、ギブソン・アーティスト、ギブソンプレイヤー、ギブソンファンの皆さまは米国製の老舗ギターブランドであるギブソン・ブランズの巻き返しを目の当たりにすることでしょう。ロック、ポップ、カントリー、フォーク、ジャズなどあらゆる音楽ジャンルのアーティストがこぞって全幅の信頼を置くギブソンギター。そのギブソンの新時代は、ブランドを象徴する伝統的モデルを称賛する一方、世代、性別、音楽ジャンルの垣根を越え、未来のギタープレイヤー達にとって欠かせない相棒となるような新時代のギターにも目を向けています。ギブソン・ブランズは次週1月23日から27日まで開催されるNAMMショーにおいて、新製品ラインナップ情報やアーティストとのコラボレーション企画をお届けすることになるでしょう。新製品ラインナップについては2019年の後半に向けて徐々に販売開始となる予定です。
"私どもギブソン・ブランズはギブソンギターの黄金期に敬意を表し、伝統的なモデルの新ラインナップにおいて史実に忠実な仕様を取り戻しています" と最高マーケティング責任者のセザール・グイキアンは語りこう続けます。"ギブソンのDNAに忠実に、レス・ポール・スタンダードは往時のクラシックなデザインへと回帰しています。他のモデルについても同様です"
レス・ポールやSGモデルでのデザインは、当時伝説的な評価を受けた頃の初期型の仕様や構造上のディテールを取り込んでいます。Les Paul Standard '50s spec やLes Paul Standard '60s spec 、P90ピックアップ搭載のモデル群である Les Paul Special in TV YellowやLes Paul Junior Tobacco Burstなどに加え、SG Standardや2機種の新たな61 spec SGモデルのマエストロヴァイブローラ仕様とサイドウェイヴァイブローラ仕様などがリリースとなります。
"私どもギブソン・ブランズは、未来のギブソンギターの基盤となるような核となる製品群に改めてフォーカスして参ります" とグイキアンは語りこう続けます。 "そうすることで、将来リミテッドランを市場に導入するための新たなアイデアを得ることができるようになるでしょう"
新たなコンテンポラリーなモデルのラインナップでは、Les Paul Tribute Double Cut Junior with a single P90やLes Paul Tribute Double Cut Special with dual P90'sなどがリリースされます。両モデルともに、テネシー州ナッシュヴィルのギブソン・ブランズのルシアー達によるギブソンギターの最高の品質とクラフツマンシップが注入されながらも、ギターファンには嬉しい手の届き易いお手頃な価格設定が魅力的です。
"またコンテンポラリー・ラインでは、Les Paul ModernとSG Modernモデルにおいて新たなコンセプトを導入しています" とグイキアンは語りこう続けます。"私どもはディーラー、アーティスト、ギター愛好家達を訪問し聞き取り調査を行い、ベストなアイデアをモダン・シリーズの各モデルに注入することに成功しました。モダン・シリーズの各モデルには、ギタープレイヤー達が思い描く多くの現代的な新たなアイデアが投入されています。軽量なボディ、ハイフレットまでストレスなくアクセス可能な斬新なスリムテイパーネック形状、エボニー指板、高出力で万能なピックアップ、ギブソンが開発して以来あらゆる音楽ジャンルの形成に貢献してきたP90サウンドとハムバッカーサウンドの選択が可能なプッシュプルコントロールシステムなど、斬新な仕様の数々となります"
"こういった仕様の見直しの姿勢はギブソンのエレクトリックギターの範疇を超え、アコースティックギターのデザインの再検討へも波及しています" とグイキアンは語っています。初心者市場向けには、アコースティックギターの新ラインとなるギブソン・ジェネレーション・ラインがリリースとなります。名器J-200 やJ-45を製造しているルシアー達と同じ顔ぶれによる、ハンドメイド生産による高品位な米国製のモデル群となります。若年層のギターユーザー層を想定した、ニュージェネレーション向けのギターとしてお手頃な価格設定が魅力的です。この新たなギブソン・ジェネレーション・ラインより、G-45 StudioとG-45 Standardがリリースされることとなります。両モデルともに、トップ材にはソリッド・シトカ・スプルース、バックとサイド材にはウォルナットを擁し見事な仕上がり具合を堪能いただけます。"多くのユーザー様のお手の届き易い特別な価格設定を実現しながらギブソンの誇るクラフツマンシップを注入したギブソン・ジェネレーション・ラインについて、我々は大きな期待感を禁じえません"
ギブソンの最高峰にはギブソン・カスタム・ショップが位置しています。カスタムショップは、近年益々史実に忠実で精緻さを極めた、最高のヴィンテージリィシューモデルの製品群を生産しております。"近頃、我々はカスタムショップ製のリィーシューモデルを数名の高名で見識あるヴィンテージギターのエキスパートやコレクター達に委ねました。彼らはありとあらゆる細部を検証し、'究極のギターギーク'の御眼鏡を駆使し精査しました。最終的には彼らは、我々のクラフツマンシップの正確さやエイジングテクニック、最高のサウンドに仕上げたクラフツマンの技量に完全に驚愕していました" とグイキアンは語りこう続けます。"間もなく、メイド・トゥ・メジャー・カスタム・プログラムをご案内できるようになるでしょう。そのプログラムでは、ギブソンアーティストの方々、ギブソンファンの方々はご自身のギターを特注でデザインすることができます。今日、こういった特注生産のご要望はカスタムショップでの生産においてより大きなパーセンテージを占めるようになってきています。これはカスタムショップが為し得た高品質・クラフツマンシップ・イノヴェーションを証明する好例です"
"近い将来ギブソン・ブランズは、ギブソンアーティストとのコラボレーションにおいて、より包括的で統一感のある施策を実現できるようになるでしょう"
ギブソン・ブランズはチャック・ベリーの息子の方と孫の方の協力のもと、ベリーの名高いES-350Tの開発に着手し、今年中に製品版がリリースされる予定です。また、ギブソン・ブランズはリミテッドエディションでの限定生産によりChris Cornell Tribute Model ES-335モデルをリリース予定です。250本のみの限定発売となる見通しで収益の一部はクリス・コーネル名義でチャリティに寄付される予定です。過去何年もの間、ギブソン・ブランズはクリスと手を組み、彼のオリジナルのES-335 Artist Modelの研究を続けてまいりましたが、程なく明らかになったことは、彼にはギターデザインに対して革新的なアイデアがあるということでした。エイジド加工されたLollartronハムバッキングピックアップ、ナンバリングの施されていないトップハットノブ、サテン仕上げによるOlive Drabフィニッシュ、へッド上でのマザーオブパールのクリス・コーネル・シグニチャー・インレイなど特別な仕様の数々により、今までのギブソン・アーティストモデル群の中でも一層際立ったモデルとなっており、より一層、本リリースはクリス・コーネルの偉業に相応しい賛辞となります。
全てのギブソン製品群に共通していえることは、ギブソンにまつわるストーリーは全て最高のパートナー、つまりミュージシャンとともに語られるということです。新たなLes Paul Classicモデルのテストを終え、現在同モデルを携行しツアー真っ只中のスラッシュのような伝説的プレイヤーからのアイデアやアドヴァイスを受ける機会に加え、ギブソン・ブランズでは現在、多岐にわたるシグニチャーモデルプロジェクトがミュージシャンの協力のもと進行しています。(下記リストは現在進行中のプロジェクトの一部となります) "ギブソンアーティストの存在は我々の活動において不可欠です" とグイキアンは語りこう続けます。"我々がギタリストに提供するソリューションは引き続き、今までのブランドとしての偉大な遺産を梃子にしつつ全方位で未来を切り開いて行くということです。我々は、過去のミュージシャンにも現代のミュージシャンにもまた未来のミュージシャンにも、あらゆるレベルで分け隔てなくワクワクした気持ちでいるのです。我々はアーティストに寄り添いながら未来へ邁進しているのです。あらゆるミュージシャンとともに進んでいくのです"
ギブソン・ブランズのグループブランドの中には、エピフォン、クレイマー、スタインバーガーといった欠かせないギターブランドがあります。ギブソン社社長兼最高経営責任者(CEO)であるジェームス・カーレイの発言によれば、とりわけエピフォンは新たなギブソン・ブランズのヴィジョンにおいてより重要な役割を担うこととなります。
"エピフォンの歴史的遺産を考えると、それは1873年まで歴史を遡ることとなります。いまだにその歴史の全貌は語られていないでしょう。ところでエピフォンをプレイしたアーティストをご存知ですか?ポール・マッカートニー、ボブ・デイラン、ジョン・レノンです。これ以上ないほどの最高の使用アーティストの系譜がそこにあるのです。エピフォンギターは世界中を見渡しても、最高のクオリティを誇りつつ手頃な価格を実現している稀有な存在なのです。エピフォンは特にその価格設定を考えれば、驚くべきギターだといえます。そのことは、今も多くのライヴミュージシャン達がエピフォンをプレイしているのをみれば明らかです。エピフォンにまつわるストーリーは、現代の視点からすぐにでも語り始めたいほど興味深いものなのです"
Signature Artist Guitar Announcements 2019
George Thorogood — Epiphone Ltd Ed Thorogood "White Fang" ES-125TDC
Jared James Nichols — Epiphone Limited Edition Jared James Nichols 'Old Glory' Les Paul Custom Outfit
Chris Cornell — Chris Cornell Tribute Gibson ES-335
Dave Rude — Epiphone Limited Edition Dave Rude Flying V Outfit
Dave Amato — Custom Shop Dave Amato Signature Axcess Les Paul
Brian Ray — Custom Shop Brian Ray 62 SG Jr.
Lee Roy Parnell — Custom Shop Lee Roy Parnell Signature 1959 Les Paul Standard
Slim Harpo — Slim Harpo '62 ES-330
Chuck Berry Estate — Custom Shop Chuck Berry Tribute ES-350T
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。