ギブソン・ブランズの新しい社長兼最高経営責任者(CEO)にJames Curleigh(ジェームス・カーレイ)が就任
この度ギブソン・ブランズは、新しい社長兼最高経営責任者(CEO)に、James “JC” Curleigh(ジェームス・カーレイ)が11月1日付で就任することを発表いたします。あわせて、新しいCMO(Chief Merchant Officer)に Cesar Gueikian、CFO(Chief Financial Officer)にKim Mattoon、CPO(Chief Production Officer)にChristian Schmitzが就任することを発表します。カーレイ率いる新しい経営陣は2018年11月1日付で正式に就任いたします。
カーレイは、これまでのブランド構築、製品の品質や革新、事業開拓に従事した幅広い経験を活かし、新しい経営陣を率いて、より強固な組織作りと経営成果の向上を目指します。新しい経営陣は、ギブソンがこれまでの高品質な楽器の製造、有意義なパートナーシップの構築、コアビジネスであるギター製造での有益な成長を維持できるように、成功へ向けた基盤作りに注力していきます。
カーレイは就任に際してこうコメントしています。『私自身、ミュージシャンの一人として愛用のギブソンギターをいつもとても大切にしてきましたし、この象徴的なブランドと、ギブソンのギターを弾く方々には最大限の敬意を表したいと思います。ギブソンはこれまで楽器業界において、クラフトマンシップとイノベーションの先駆者であり、100年以上にわたり時代のサウンドやジャンルを生み出してきたと言っても良いでしょう。私はこの度このような象徴的なブランドでCEOという中心的な役割を果たすことができることを、大変誇りに思います。』
さらにカーレイはこう続けます。
『ビジネスリーダー、ブランドビルダーという立場で言えば、まさにこれはギブソンにとって、引き継がれた伝統と象徴的なブランド力を基盤として新たな高みを目指す時代の始まりです。我々は未来を見据え、強固な経営基盤のもとに熱い情熱を持つ経験豊富な新経営陣と、同様にブランドに情熱を注ぐ新オーナーとが一体となって新たなスタートを切ります。私達は業界のリーダーとして、ブランド、ファン、パートナー、そして関連サポートチームの成功のために必要な最高の環境を整える機会と義務を与えられています。私はこれからギブソンを確固たる未来へと導く役を担った事をうれしく思います。』
ギブソンの新たな筆頭株主であるKKRからギブソンの取締役会長に就任したナット・ジルカはこうコメントしています。『JC(ジェームス・カーレイ)は、彼のこれまでの経歴を見れば一目瞭然です。彼は(自身もプレイヤーなので)ギター購買者の気持ちをよく理解していますし、これまでも販売店パートナー達と良好な関係を築きながら、世界的なブランドを構築し、マーケットを形作ってきました。JC(ジェームス・カーレイ)、セザール、キム、クリスチャンは、会社と音楽に対する真の情熱を胸に、ギブソンに新たな活力、そしてビジョンをもたらしてくれるでしょう。ギブソンの取締役会を代表して、私は彼らと手を取り合いながら、ギブソンと全てのステイクホルダーの皆様にとって、成功へ向けた明るい未来、そしてギブソンの戦略的ビジョンの実現を目指していきたいと思っております。』
新しく最高マーケティング責任者(Chief Merchant Officer)に就任するセザール・グイキアン(Cesar Gueikian)は、自身もギタープレイヤーで熱心なギブソン・コレクターであり、20年にわたって起業家、投資家として世界中の成長企業に投資を行ってきました。そして彼は世界的な投資会社で中心的な役割を担い、最終的には自身の会社を起業し成長に導きました。グイキアンは、今後利益を生み出す成長へのマーケティング戦略を通して、製品とその進化、コマーシャル・ソリューション、そしてファンとのコミュニケーションに注力していきます。
グイキアンは就任に際しこうコメントしています。『ギブソンで働くことは私にとって人生でまたとない貴重な機会です。ビジネスマン、ミュージシャン、そして長年にわたってギブソンギターのクラフトマンシップと高品質なギターのファンであリ続けてきた私は、自分の人生と世界中の音楽に影響を与えてきたギターブランドの未来を築いていく使命を与えられたことを本当に嬉しく思っております。その使命を果たす中で、アーティスト、ディーラーの皆様、社員、そしてお客様含め全てのギブソンンのステイクスホルダーと寄り添いながら、ギブソンのリーダーシップの発展を目指します。彼らのギブソンの象徴的な楽器に対する情熱を分かち合いながら、ブランドのこれまでの素晴らしい伝統に値する未来の成功を実現できると信じています。』
新しい最高財務責任者(Chief Financial Officer)として就任するキム・マットゥーンはギブソンのこれからの成長を軌道に乗せるために必要な財務、人事関連の確保と維持に従事します。ギブソンのCFO就任以前彼女はRichemont North Americaで最高執行責任者(Chief Operating Officer)としての役割を担っていました。今後はこれまで培った財務に関する鋭い洞察力、ブランド構築の経験、企業戦略の幅広い知識とその実行力をギブソンで活用していきます。
マットゥーンは就任に際してこうコメントしています。『私はこのような象徴的な伝統と輝く未来を約束されたギブソンの一員になれたことを大変嬉しく思っています。安定した財務状況と健全なバランスシートを基盤にして、ギブソンのコアビジネスであるギター製造を拡大させながら、会社の次なるステップに向けて前進していきます。JC(ジェームス・カーレイ)、セザール、クリスチャン、そして全てのギブソンのチームと共に、ギブソンの長期的な成長を目指し、ギブソンが音楽業界のリーダーであり続けるために努力していきます。』
新たに最高プロダクション責任者(Chief Production Officer)に就任するクリスチャン・シュミッツ(Christian Schmitz)は、製造工程の最適化、サプライチェーンの相乗効果の創造、そして米国ギブソンをはじめとしたグローバルな製造プラットフォームにおいて、卓越したオペレーションを構築する事に注力していきます。シュミッツは直近においてもギブソンの改革準備チームの中で既に主要メンバーとしての役割を担ってきました。そこでの彼のリーダーシップや経験、チームワークは会社の即戦力として役に立つことでしょう。
シュミッツは就任に際してこうコメントしています。
『ギブソンのチームとここ一年近く仕事をしてきた中で、生産フォーカスをギブソン製品のより高い優位性に継続的に結び付けていく事が可能だ、と確信するに至りました。』
ギブソンは2018年11月1日付で(米国チャプター11の)破産保護法の適用を受け、そのプロセスを完了します。それと共に投資会社であるコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が過半数の株式を所有し、経営権を持ちます。
KKRはこれまで小売、消費財産業での投資により数々の成功を収めている世界的な投資会社で、様々な会社を長期的、継続的な成長に導いています。
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。