Premier Guitar掲載記事 : 1950 Gibson ES-300
Premier Guitarでの連載記事、‘Vintage Vault’ (貴重品を収蔵する地下金庫で保管されるヴィンテージギターの意)にて、1950年バージョンのギブソン・エレクトリック・スパニッシュ・ギターであるES-300が取り上げられました。
記事では、1936年のES-150の誕生から、1937年の若干小型のボディサイズのES-100の導入、1938年の装飾的なES-250の導入まで、モデルとしての発展の足跡を辿っています。更に続けて、同ラインナップの次のモデルとしてES-300を取り上げています。1940年に導入され、第二次世界大戦の影響で生産が休止されるまでに、多くの再生産が行われていました。
戦後に生産が再開すると、ESシリーズのラインアップは、当時新規でデザインされたP-90ピックアップが搭載されることになります。1949年のギブソンカタログは当時、ES-300をこう表現していました。“プロユースのクオリティをもつ適切な価格設定のギターが、2ピックアップ搭載のエレクトリック・スパニッシュ・ギターの標準的なスタイルを纏って、ギブソンより発売となります。ギター演奏の上級者にとってより理想的なギターであり、ES-300は特徴的なギブソントーンとバランスのとれた電気的な増幅を可能にしています。その美しい外観は、ギブソンのサンバーストやナチュラルのフィニッシュ上での装飾的なアクセントにより際立っています”
1950年にES-300は$235でした。今日、当時製造され現存するヴィンテージのES-300は、コンディションが良い個体であれば、$3500ほどの価格設定となるでしょう。
‘Vintage Vault’を全編ご覧になりたい方は、コチラでご確認ください。
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。