Premier Guitar掲載記事: 1967 Gibson Trini Lopez Standard
Premier Guitarはウェブサイト上にて、“Vintage Vault”(貴重品を収蔵する地下金庫で保管されるヴィンテージギターの意)という連載記事の中で、1967 Gibson Trini Lopez Standardをテーマにした詳細な記事を投稿しました。
“ソリッドボディやシンラインのエレクトリックギターの人気が上昇する中、ギブソンは1961年より、アーティストモデル・シリーズを含めたより大きめなボディサイズのホローボディのモデルのラインナップの展開を開始し賭けに出ました” と記者は綴っています。トリニ・ロペスは今もプロフェッショナルなギタリストとして現役で、御歳80歳です。“最初に1961年の時点で、ジョニー・スミス・モデルとバーニー・ケッセル・モデルが登場し、タル・ファーロウ・モデルが翌年の1962年にリリースされ続きました。数年後に、このアーティストモデルのラインアップは、スタンダードとデラックスという2機種のトリニ・ロペス・モデルの発表により拡大していきました”
あくまでもGibson ES-335モデルの存在がTrini Lopezモデルの開発時の出発点であったことを指摘した後、本記事は歴史的な詳細にも触れています。
“ギブソン社とロペスはこの2種類のニューモデルのデザインを共同開発し、1964年にリリースとなりました” 記者は続けます。“多くの様式化した仕様に優れ、Trini Lopez Standardは基本的にはES-335のヴァリエーションモデルの位置づけです。一方、デラックスモデルの方は、ボディ厚がより深く、鋭利なフロレンタイン・カッタウェイをもち、バーニー・ケッセル・モデルと共通性をもつ対となるようなモデルです。ベースとなるボディスタイルの特徴に加え、ロペスモデルは両モデルとも、目を引くようなダイアモンド形のサウンドホール、スプリット・ダイアモンド・インレイ、斜めにスラントしたヘッドストック、そして‘Trini Lopez’と記されたシグネチャー・テイルピースが搭載されています”
記者によると、当時の販売価格は$415であり、Trini Lopez Standardモデルはギブソンの他のアーティストシリーズのモデルよりもよりお求め安い設定だったようです。本投稿の詳細や写真などにつきましては、コチラのクリックよりご確認ください。
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。