インタビュー: Lzzy Haleが語る新たなシグネチャーモデル

Anne Erickson | 2018.04.06 特集記事

Halestormのリードヴォーカリスト兼ギタリストとして、Lzzy Haleは北米をはじめ全世界の満席のアリーナやフェスティヴァルのオーディエンスに向けてパフォーマンスを続けてきました。"I Am the Fire"や"I Miss the Misery"のようなヒットチャートを賑わせる楽曲とともに、LzzyとHalestormは、現代でもっとも成功を収めているハードロックバンドのひとつとして高い評価を受けています。

もし皆様がHalestormのツアーをご覧になれば、彼女のシグネチャーモデル、Lzzy Hale Explorerを携えてパフォーマンスするLzzyに気付くことでしょう。Lzzyとギブソンは数年前にシグネチャーモデルを製作し、現在、もともとホワイトで仕上げられていたそのエクスプローラーは、ちょっとしたイメージチェンジが図られたところです。Lzzyは彼女の最新モデル、エクスプローラーについてGibson.comのインタビューに答えました。

 

数年前にシグネチャーモデルとしてエクスプローラーがリリースされましたね。ツアーやスタジオで、どんな風に使用されていたのでしょうか?

あのギターは一番頼りになる主力のギターなのよ。実際、ツアーでもずっとともにしているので、かなり使い込まれた状態だけど、スタジオでも使用しているのよ。正直いって、あのギターにどんなおまじないがかかっているのかは分からないわ!(笑) でもね、どんな場面でも上手くいくのよ!あのギターは、私達のプロデューサーにとっても一番のお気に入りなの。彼らはよくこう言うのよ。"あのギターを用意して" 間違いなくあのギターは私の体の一部ね。

 

ちょうどCESショーでギブソンブースに訪れたばかりでしたね。Def LeppardVivian CampbellFive Finger Death PunchJason Hookとご一緒でしたね。いかがでしたか?

素晴らしかったわ!ジェイソンはいつだって私のお兄さんみたいな方なのよ。もう何年も一緒にツアーしていて、お互いをよく知ってますから。そして、もちろん私達2人はヴィヴィアンについて夢中になりましたよ。こんな感じです。"どう?どうなってるの?どうかした?!" 彼らとご一緒できて親しくできて嬉しかったわ。

 

数週間前にヴィヴィアンにインタビューしたのですが、彼はあなたのCESショーでのソロパフォーマンスについて大絶賛でしたよ。

本当に名誉なことだわ。良かったわ。というのも、私が他のミュージシャンと話すことについていいなと思うところは、みんな違ったやり方でギターにアプローチしているんだってことが分かるところなの。誰しも最初にギターを始めたときなどは、時に誤解はつきものだと思うのよ。私のケースはこんな感じです。"そうね、正しいやり方も誤ったやり方もあるのね。多分、私は間違ったやり方をしてしまっているわ!"その後、年月が経過し年齢を重ね、あるジャンルのなかで自分の道を切り開いていったプレイヤーに話しかけるようになり、ふと気付くのね。そういったプレイヤー達について見聞きして知ることになる唯一の理由は、彼らは型にはまらないやり方をしていたからで、間違ったやり方を実践してきたからなんだって。ですから、CESショーでギターについて話をしている時、私がどうやってギターにアプローチしているか、話ができて居心地がよかったのです。自分の同僚やアイドルのような方からフィードバックがもらえて、とても謙虚で素直な気持ちになれたわ。

 

新たなシグネチャーモデルが発売されますね。以前のシグネチャーモデルとはどこが異なるポイントですか?

基本的には、当初の考えでは、以前リリースしたモデルとまったく同じ仕様で違ったカラー、たとえばブラックカラーにしようというものだったの。ところが結局、最終的には、リッチライト材の指板を採用するということになったわ。環境に対してエコな姿勢を貫きたかったからよ。リッチライト指板を搭載したギターを何本か試奏してみて、リッチライト指板がギターにもたらす精悍でダークな色合いが気に入ったのね。まるで二項対立のようなものね。ロッカーとして女性として、私の光と闇の対立なの。ステージ上では、以前のシグネチャーモデルであるホワイトのエクスプローラーからブラックカラーのプロトタイプへ移ったり移らなかったりです。このブラックのプロトタイプは完全に異なる性格を宿していますね。結局のところ、同じピックアップを搭載することに決めたのよ。57クラシックです。自分のサウンドに完璧にフィットしたからです。純粋に57クラシックのサウンドが好きなのよ。ハードロックに必要な噛み付くようなサウンドを出せるし、同時にミドルテンポの曲で必要となるウォームさも感じられるからね。

 

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