空高く舞う: ギブソン・ファイアーバードの隆盛

Michael Leonard | 2017.11.21 - 製品記事

今回はGibson.comによるアーカイヴ記事(2017年11月当時)をお届けします。

クラシックなデザインを持つ様々なギブソン・エレクトリックギターの中で、ファイアーバードは最も過小評価されたモデルのひとつではないでしょうか? どうしてでしょうか? ひとつめの理由は、レスポールではないから。ふたつめの理由は、1958年リリースの画期的で非常にモダンなフライングV、エクスプローラー、そして伝説のモダーンといったモデル群に属していないからなのでしょうか?

そうではないでしょう。ファイアーバードはその数年後の1963年に登場しました。第一期ロックンロール期の興奮が一段落し、ブルーズロックのムーヴメントがまだ定着しておらず、どちらかといえばポップミュージックが大流行だった当時の音楽シーンのちょっとした谷間のような時期でした。こんなドラマチックなデザインのファイアーバードが如何にしてシーンに溶け込んでいったのでしょうか?

ファイアーバードの初期の製品群がギタリスト達を困惑させたであろうことは想像に難くありません。反転された“リヴァース”スタイルのボディは伝説の自動車デザイナーRay Dietrichによるものでしたが、程なく1966年以降69年まで“ノンリヴァース”の製品群へと変更されました。しかしながら、その大胆な外観に隠されながらも、ファイアーバードには実に革新的な特徴が具わっていたのです。

ファイアーバードは、スルーネック構造を採用した最初のギブソンのソリッドボディ仕様のモデルだったのです。ネックはボディのエンドまで拡張されたデザインとなっていました。そのネックは、4層の薄いウォルナット材を挟んだ5層のマホガニー材から構成されていました。ヴィンテージ期のファイアーバードの他の仕様上の特徴は、反転したリヴァース・へッドストックとバンジョースタイル・チューニング・キーに加え、鋭角なファイアーバードならではのトーンを曝け出すミニハムバッカーでした。1965年以降のファイアーバードの中には、トーンの生々しさに拍車をかけるシングルコイルのP90ピックアップ搭載の個体も存在しました。

ファイアーバードが消えてなくなるなんて有り得ません。エリック・クラプトン、ジョニー・ウィンター、スティーブン・スティルス、ブライアン・ジョーンズ、そしてレイナード・スキナードのアレン・コリンズといったビッグネーム達が60年代、70年代におけるファイアーバードの信奉者でした。ところが、その後、復活するのに暫くの時間を要しました。2018年モデルラインアップにおいて、ファイアーバードはプレイヤーを刺激して止まないラインアップを誇り、あらゆる層のプレイヤーを惹きつけることになるでしょう。

Firebird 2018

Firebird 2018は、一見オリジナルの仕様のファイアーバードのように見えますが、数点の改良が施されています。パリッとしたブライトさが光る2基のミニハムバッカーにより傑出したサウンドが得られ、オリジナルのファイアーバードと共通するデザインが数多く採用されています。スルーネック構造、クラシカルな質感のクロームメッキのパーツ、リヴァース・ヘッドストック、トリファイド加工されたグラナディーロ指板に贅沢に巻かれたバインディングとディッシュインレイといった仕様の数々を誇ります。2018モデルでは、レアなブラックフィ二ッシュもラインアップしています。ブラックのシルヴァー・トップ・ハット・ノブを装備し、美しくも精悍なルックスを誇ります。ハードケース付属。レフトハンドモデルもラインアップ。

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Firebird Studio 2018

2017 Firebird Studiosはハムバッカーを装備していましたが、多くのプレイヤーはファイアーバードのハスキーな唸るようなトーンに魅力を感じていると、ギブソンは感じていました。2018 Firebird Studioは2基のP90を装備して登場します。本機はよりシンプルな構造を誇ります。スルーネック構造は採用せず、ワン・ピース・マホガニー・ボディ構造です。グラナディーラ指板にドット・インレイ、ノンリヴァース・へッドストックといったシンプルさを追求した美しさが魅力です。しかしながら、その一級のデザインをないがしろにしてはいません。お求め安い価格設定のまま仕様・デザインがアップデートされ、ファイアーバード初体験のプレイヤーにとって気になるモデルとなるでしょう。スタンダード・ハードケース付属。レフトハンドモデルもラインアップ。

 

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Firebird Custom

2017年初頭にリミテッドランとしてリリースされたFirebird Customは、ファイアーバードのブラックビューティー・バージョンと呼べます。豪華なエボニーフィニッシュの装いを持つ他のギブソン・カスタム・ショップ製品と同様に、ファイアーバード・カスタムでは、ネック側とボディ側の両方でバインディングが巻かれ、リッチライト指板上ではブロックのパール・インレイがあしらわれ、ゴールド・ハードウェアとブラックのスピードノブが装着されています。60年代のオリジナルのファイアーバードとは異なり、せり上がったボディ・センター部は持たずフラットなボディトップ形状のオール・マホガニー・ボディ仕様。ピックアップには490Rと498Tハムバッカーが装備。ファイアーバードの外観で最上のレスポール・カスタムと同様の出力を誇ります。ギブソン・カスタム・ショップ・ハードシェル・ケース付属。

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Gibson Custom Slash Firebird

ファイアーバードの製品の中で最も大胆なデザインのモデルと言えば、スラッシュ・シグニチャー・モデルでしょう。本器は最高のモデルで、伝統的なデザインとガンズ・アンド・ローゼズのレジェンドから発案された新たなアイデアが絶妙に組み合わされたモデルなのです。スラッシュのメイン機と言えばレスポールだということに誰も異論はないでしょう。彼はお気に入りのレスポールの要素をクラシックなファイアーバードの基本デザインに注入しているのです。フルサイズのセイモア・ダンカンのシグニチャー・ハムバッカー、ヒストリック・レスポールの配線とピックアップ、そして更に単板のフィガード・メイプル・トップ材の採用に加え、旧式スタイルのバンジョー・スタイル・チューナー、ローズウッド指板上のディッシュ・インレイなどが特徴的な仕様です。トランス・ホワイトとトランス・ブラックのユニークな2カラーはともに、ギブソン・カスタム・ショップによりフィニッシュ・チェッキングや擦れを再現するハンド・エイジングの処理が施されています。本器は瞬く間にギブソン・カスタム・ショップがかつて企画・製造したアーティストモデルの中で、最も収集価値の高いモデルのひとつに数えられることとなるでしょう。

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There will still be 2017 models online and in stores – from the entry-level Firebird Zero / Series to signature models for Skunk Baxter and Elliott Easton – so be sure to try your favorite.

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