
創業者ファミリーの故郷・ギリシャで、「共鳴」を意味する言葉にも通じるEpiphone(エピフォン)。創立150周年を迎える2023年、この時代に鳴り響くエピフォンの「サウンド」を伝えるため、数々のエピフォン・プレイヤーが登場する「THE SPECIAL COVERS」を展開します。「共鳴・反響」「重なるサウンド」「夢を受け継ぐ」というブランドテーマに沿ったスペシャルインタビュー。第7回目は、バンド演奏の楽しさや魅力を伝える動画コンテンツ「Replays」で、現在話題沸騰中の大人気アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中曲「ギターと孤独と蒼い惑星」(結束バンド)を、劇中同様4人組ガールズバンドでカバーしたReplaysバンドのメンバーの皆さんが登場します。まずはメンバー紹介から。
今回「Replaysバンド」に参加したのは、シーンで話題の4名の実力派女性アーティスト。ギター/ボーカルに、3人組ガールズ・ロック・バンド「TRiDENT」のフロント・ウーマンASAKAさん。リードギターは4人組ガールズ・バンド「Faulieu.」のギタリストとして活動しながら、数々のアーティストのサポートギターも務めるKahoさん。ベースを担当するのは「DOG MONSTER」のボーカル・ベーシストであり、AIMI VADERとしてソロ活動も行うchloeさん。ドラムスには、様々なミュージシャンのライブサポート/レコーディングに参加するドラマー・平川 萌さんが参加。
普段は別々のバンド・ステージで、それぞれの活動を行っている4名が集結し、ともに高みを目指して仕上げた「Replays」。このメンバーで一緒に演奏するのは今回が初めてという彼女たちに、その経緯からバンドが持つ魅力までをたずねました。
左から:chloe(AIMI VADER)/ ASAKA(TRiDENT)/ Kaho(Faulieu.)/ 平川 萌
[共鳴・反響] ずっと前からバンドを組んでいる4人に見えた
――初めに、Replaysの動画をご覧になった皆さんの感想を聞かせてください。
ASAKA 想像以上のカッコよさでした。メンバーそれぞれの個性と同時に、この4人が集まったからこその素晴しさも感じられて、動画を見たファンの方々にも喜んでもらえました。中にはアベンジャーズみたいという書き込みもあって、それはさすがに恐縮しましたけれど、多くの人が楽しんでくれたのを知って改めて参加できてよかったと思います。
Kaho 本当にカッコよかった。キレイに撮影していただけて嬉しいです。話題の楽曲だったこともあって、ファンの方や友人からも反響が大きくて。自分でも空き時間に繰り返し再生して聴いています。
平川 萌(以下、平川) 私も二人と同じように、想像以上の仕上がりに驚きました。あの場所、実はドラムの音がめちゃくちゃ反響したんです。いろいろ調整してもらいましたが、撮っているときはその問題との戦いもありました。
chloe このメンバー、以前から友人だったり尊敬するアーティストだったりという関係性でしたが、一緒に演奏するのは今回が初めてでした。でも、ずっと前からバンドを組んでいる4人に見えましたね。最初はセッションから始めましたけれど、本番では一気に完成度が上がって、何度映像を見返しても、やっぱり組んでいたとしか思えない信頼と共鳴を感じます。とてもいい作品になりました。

――それぞれのバンドや活動で行うMV撮影とは雰囲気が違いましたか?
ASAKA 自分のバンドは3ピースなので、4人で演奏するのも、皆の顔を見ながら撮るのも初めてで新鮮な体験でした。時折目を合わせて、そのプレイはカッコいいなと思えたのも楽しかったです。
chloe 自分のバンドも3ピースで、メンバーの2人は男性ですから、どんな衣装を着ようかと相談し合えたところから新鮮で嬉しかったです。こういうのはガールズバンドならではの楽しみなんだなって。
Kaho 衣装選び、楽しかったよね。
平川 私はソロ活動が中心で、MV撮影はバンドのサポートメンバーになったときだけなんですよね。だからバンド感を味わう作品を残せたのはこれが初めてでした。一番嬉しかったのは、4人が向き合ったセッティングです。ドラマーとして後ろから支えるのも好きですが、メンバーが等距離で、ドラムも前に出してもらえて、こういうのはなかったなあと思いました。




原曲へのリスペクトと「私なら」のチャレンジ
――今回の楽曲「ギターと孤独と蒼い惑星」(結束バンド)は、どのようにして選ばれたのですか?
Kaho メンバーとスタッフさんでミーティングを繰り返して、いろんな候補の中から絞っていきました。人気アニメの『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中歌になったのは、4人組ガールズバンドの形態を生かすのに合っているかも、という話が出たからだったと思います。
ASAKA エピフォンの企画なので、タイトルにギターが入っているのもストレートでいいなって。
――ミーティングは何度も行えたのですか?
Kaho 実際に会えたのは、最初の顔合わせとレコーディングとMV撮影の3回だけです。それ以外はグループLINEでした。
――会える機会が少ない中で、アレンジなどはどうやって決めていったのですか?
Kaho これはメンバー全員が共有したことですが、原曲をリスペクトする意味でも、まずは一度完コピを目指しました。その上で、演奏的に個々の色が出せるポイントがあれば試してみようと。私は、アウトロでさらに勢いが増すよう、ちょっとだけ手を加えています。個性の表現は、ビジュアルでそれぞれの良さが出せると。そこも皆が同じように理解していたと思います。
ASAKA 歌に関しては、とにかく歌詞を読み込みました。自分のバンドでも歌詞に寄り添う意識を持っているので。全体的にパワフルな歌ですけれど、実は切ない部分もあるんですよね。そこは大事にしたかったから、家で何度も練習したんです。
chloe 音合わせやレコーディングの回数が限られていたので、どう弾くかけっこう悩みました。私、ネットストーカーなので皆さんのプレイをあちこちで見て熟考したんです。自分的にはスラップ奏法推しで、今回も入れようかと思ったけれど、原曲をリスペクトするとなるとちょっと違うし、みんなの音を聴きながら、このメンバーならではの音を見つけていきました。より良いものをつくりたくて。
平川 Kahoさんが言ったように皆がまず完コピに努めたのは、リアルタイムで流行っている曲だったし、私の周りにも『ぼっち・ざ・ろっく!』が好きなミュージシャンが多かったので、アレンジを含めて原曲の良さを伝えたいと思ったからです。テンポの速い曲なのでツインペダルもアリかと考えましたが、原曲で未使用だったのでやめました。そんなリスペクトを心掛けつつ、2番のあたりで「私なら」という小さなアレンジを加えています。


――そのあたりの皆さんのチャレンジが聴きどころになりますね。ところで、ガールズバンドのアニメはよく見ていましたか?
Kaho あまり見てきませんでした。ただ、楽器を始めてから興味を持ち、少しずつ見始めています。1曲が生まれる物語がアニメを通じて伝えられるのは素敵だと思いました。リアルなバンドでは表に出難い部分ですから。
ASAKA 私もバンドを始めてから見るようになりました。気持ちがわかるところがあるし、そんなバンド人生もあるんだなあと、つい感情移入しちゃいますね。
平川 アニメの影響を受けずに来たタイプですが、曲によってシーンの印象が大きく左右されるのはもちろん知っています。「ギターと孤独と蒼い惑星」もそういう力を持った曲ですから、自分が演奏に参加できたのが素直に嬉しかったです。
chloe 私は物凄くアニメ音楽が好きで、ガールズバンドのアニメの影響を受けまくりました。子供の頃はその歌ばかり練習していたくらいです。それでいつかガールズバンドをやりたいと思っていて、大人になった今ついに叶ったのが嬉しくて嬉しくて! 皆に会える前の晩は寝られなかったんです。

[重なるサウンド] 「シンプルに誰でもカッコいい音が出せます」
――Replaysではエピフォンを弾いてもらいました。それぞれのエピフォンのイメージと使用した楽器の感想を聞かせてください。
chloe エピフォンは、オシャレなデザインが多くてお手頃価格で、楽器を始める人にお薦めのブランドだと思っています。今回使わせてもらったのは、めっちゃかわいい形と個性的な音が出るSG Bassです。ピック弾きだとパンクっぽくなるし、ロックに攻めることもできます。
Epiphone SG Bass

Kaho エピフォンはカラバリも多いイメージですよね。それもあって今回は黄色のEpiphone Les Paul Special(レスポール スペシャル)を選ばせてもらいました。初めてのレスポールは新鮮でしたね。想像よりも音が丸くて優しくて、クリーントーンがキレイに出せました。
Epiphone Les Paul Special

ASAKA エピフォンのイメージは二人と同じで、最初に手に取りやすいブランドという印象です。私は長年レスポールを弾いているので、今回もEpiphone Inspired by Gibson Les Paul Custom(インスパイアード ギブソン レスポール カスタム)にしました。フォルムがかわいいし、シンプルに誰でもカッコいい音が出せます。私にとっては、歌いながらのバッキングに最高のギターですね。
Epiphone Inspired by Gibson Les Paul Custom


[夢を受け継ぐ] バンドには音で会話が成立する喜びがある
――今回の「Replays」では、普段それぞれが別の活動を行っているメンバーによって、バンドという形態で映像作品をつくりました。バンドという存在、皆さんにとってはどんな魅力がありますか?
Kaho 私には一人で動画投稿をしていた時期があって、自分の成長記録を残していくのも楽しかったんです。けれどそのとき、心のどこかではバンドメンバーを探していました。バンドには音で会話が成立する喜びがあると思って。そうして自分のバンドメンバーに巡り会えて、セッションするおもしろさだけではなく、ライブ前後の他愛のない会話や、お客さんの感想を共有できるところも全部、やっぱりバンドって素敵だなと思うんですよね。
ASAKA 一番の魅力は、メンバーと何かを成し遂げていくことです。子供の頃のピアノ発表会では一人でステージに出て、幼いながらにも孤独を感じました。けれどバンドならどんなステージにも立てます。日常でもたくさんの刺激を与えてくれる、アーティストとしても人間としても成長させてくれるのがバンドメンバーです。友達でも家族でもなく、ビジネスパートナーとも違う絶妙な存在ですね。常に思いやりを持って接しています。それが長続きする秘訣だと思うので。
chloe 「Replays」自体にバンドの魅力が詰まっていると思いました。限られた時間の中で一つの目標を達成するため、全員が真剣に取り組みましたから。私はそれがとても楽しくて、一人でこそこそウキウキしていました。感情が顔に出るタイプじゃないですけれど、たぶん瞳はキラキラしていたはずです。
Kaho それは初めて聞いた! chloeちゃんはしっかりしていて、いつもビシッとしているイメージだったのに、そこまで「Replays」を楽しみにしていてくれたとは。
chloe 人生のよい思い出になりました!



平川 私は「Replays」を通じて、バンドに対する感覚が変わりました。これまで特定のバンドに属さずに来たのは、演奏のスキルアップに集中したかったからです。けれど最近になってフェスなどで様々なバンドを眺めると、演奏スキルを越えたバンドならではの色が見えるようになったんですね。そのメンバーでなければ出せない音をつくれる環境が楽しそうだなと。そんなタイミングで「Replays」に参加させてもらって、バンドっていいなと思うようになれました。



勇気を持って踏み出せば宝物みたいなメンバーに出会える
――「Replays」に触発されて、バンドをやりたい、ギターを弾きたい衝動に駆られた人は多いと思います。そんな人々に向けてメッセージをお願いします。
ASAKA 行動するのみです! 私も最初は好きなバンドに憧れて歌やギターを初めましたが、好きを続けているうちに音楽とバンドが人生を賭けるものになりました。その楽しさにハマるのは間違いありません。だからとにかく行動してください。
Kaho 何かを始めるには必ず不安がつきまといますが、勇気を持って踏み出せば、自分のバンドや「Replays」の4人のような宝物みたいなメンバーに出会えます。音楽で素敵な仲間を増やせる喜びをぜひ体験してほしいです。個人的に最初のギター選びは、ビジュアル優先をお薦めします。見た目が好きになれたら、きっと明日も触りたくなりますから。


chloe 私のように感情表現が上手くできない人は、自分からバンドをやりたい、この楽器を弾きたいと言い出しにくいと思います。でもやっぱり、音楽に触れる楽しさを求めるなら勇気を出してください。バンドには、自分が収まれる場所がありますから。私は後ろに回る癖があるんですけれど、今回の「Replays」では、たとえばASAKAさんの歌をひたすら引き立たせる演奏を心掛けるのがとても楽しかった。そういう自分ならではの立ち位置を見つけて、いっぱい練習して、弾けなかったフレーズが弾けるようになったら、動画投稿なんかもして「オレ、カッコいいぞ」って自慢してください。
平川 皆が言った通り、すべてを行動につなげていくことですよね。私は人前で失敗するのが怖いタイプでしたけれど、あるときからそれで引っ込むのはもったいないと思うようになりました。何しろ失敗は起こるし、それすら見せていったほうが世界は広がると思います。


ASAKA 公式YouTubeチャンネル「ギブソンTV 日本版」で、もう一曲のカバー演奏動画も公開されているのでぜひ見てほしいです!
Kaho ぜひ、お楽しみください!

Text:田村十七男
Photo:横山マサト
【Replaysアーティスト関連情報をチェック!】
■TRiDENT 公式サイト https://trident-japan.com/
■Faulieu. 公式サイト https://faulieu.com/
■chloe 公式ツイッター https://twitter.com/chloettyyy
■平川萌 公式ツイッター https://twitter.com/hrmoee
【衣装協力】
■R/X(ロックス) https://www.instagram.com/rx_rx.official/
ニュース一覧に戻る
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。
For more information on GIBSON, visit:
WEBSITE |
TWITTER |
INSTAGRAM |
FACEBOOK |
YOUTUBE