ギブソンのレギュラーラインに、 待望の『Les Paul Custom 70s』が復活
2025.09.26 ニュース

ギブソンはこの度、米国ナッシュヴィルでのギター生産50周年を記念し、これまでカスタムショップのみで生産されていた『Les Paul Custom』を、『Les Paul Custom 70s (レスポール・カスタム 70s:以下和名)』として、レギュラーラインに20年ぶりに復活することを発表いたします。
1975年、ギブソンがテネシー州ナッシュヴィルに新たな生産拠点を移した際に、新工場で最初に生産されたモデルのひとつがレスポール・カスタムでした。これらは瞬く間に当時のヘヴィメタルの先駆者やハードロックのアイコン達に支持されるヒット商品になりました。ミュージック・シティと呼ばれるナッシュヴィルでギター生産を開始して50周年を迎える今年、そのアイコニックなレスポール・カスタムがレギュラーラインに復活します。
『ギブソン レスポール・カスタム 70s』は、ヘッドストックの装飾から、マホガニーボディ、5層バインディングを施した3ピース・メイプルトップ、そして1970年代を彷彿とさせるレトロなフィニッシュ等、往年のレスポール・カスタムのクラシックな趣をそのままに、当時のスペックを忠実に再現しています。
1953年に「レスポール」の高級仕様として誕生したレスポール・カスタム。その漆黒のボディは、レス・ポール本人が「タキシードのようなギターが欲しい」とリクエストしたことから始まりました。1961年にはシングルカッタウェイが一度姿を消し、後にSGカスタムとして知られる新たなモデルに引き継がれますが、1968年にオリジナルのシングルカッタウェイが復活。そして1970年代に入ると生産拠点はカラマズーからナッシュヴィルへ移り、オール・マホガニーボディからメイプル・トップのボディを新しく採用するなど、仕様はさらに洗練されていきました。
70年代のレスポール・カスタムは、現在ヴィンテージ市場ではさらに評価が高まっているモデルのひとつです。ギブソンはその伝説を忠実に再現すべく、『レスポール・カスタム 70s』をリリースしました。


『レスポール・カスタム 70s』は、1970年代のクラシックな仕様を特徴とし、マホガニーボディに3ピース・メイプルトップを採用。ボディには、5プライのトップ・バインディングと3プライのバック・バインディングが施されています。70年代プロファイルのボリュート付メイプルネック、バインディングを施した22ミディアム・ジャンボフレットのエボニー指板にはマザーオブパールのブロックインレイ、さらにバウンド・ヘッドストックには、ギブソン・スーパー400に起源を持つ、有名なカスタム・スプリット・ダイヤモンド・ヘッドストック・インレイが施されています。アルミ製ナッシュヴィルTune-O-Maticとストップバー・テールピース、信頼性の高いGrover Rotomaticキーストーン・チューナー、Posi-Lokストラップロックはゴールドハードウェアを採用、さらに70年代仕様のウィッチハット型コントロールノブまで、当時の仕様を忠実に再現しています。ピックアップはCalibrated T-Typeハムバッカーを2基搭載し、オレンジドロップ・キャパシターを使用したハンドワイヤード配線で当時のトーンを忠実に再現します。
フィニッシュはグロス・ニトロセルロース・ラッカー仕上げで、エボニー、タバコ・バースト、ワイン・レッド、そしてバタークリーム・トップまで全4色をラインナップ。ハードシェルケース付属が付属します。


『レスポール・カスタム70s』は、ちょうどギブソンが米国テネシー州ナッシュヴィルでのギター生産を開始して50周年の節目となる今年復活します。ギブソンの歴史は130年以上前に始まったものの、1975年にミュージック・シティと呼ばれるナッシュヴィルに拠点を移しました。この新たな拠点で最初に生産されたギターのひとつがまさにレスポール・カスタムであり、それはすぐに当時のロック界のアイコンたちに支持されるヒット商品となったのです。
ギブソンのナッシュヴィル50周年を記念した動画は下記をご参照ください。
【名称】Gibson Les Paul Custom 70s
ギブソン レスポール・カスタム 70s
【参考価格】580,800円(税込)
【発売開始時期】発売中
【カラー】
- タバコ・バースト
- エボニー
- バタークリーム・トップ
- ワイン・レッド
【製品ページ】https://gibson.jp/electric/les-paul-custom-70s
【国内ギブソン正規販売店】
- クロサワ楽器
- イシバシ楽器
- 島村楽器
- イケベ楽器
- 三木楽器
- 平野楽器ロッキン
- ギタープラネット
- ワタナベ楽器
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。