ギブソンから、米国の若き天才ギタリスト マーカス・キングの 最新シグネチャーモデル『Marcus King ES-345』がリリース

ギブソンはこの度、米国の若き天才ギタリスト マーカス・キングの2本目となるシグネチャーモデル『Marcus King ES-345(マーカス・キング ES-345:以下和名)』のリリースを発表します。このギターはマーカス・キングが祖父、そして父から譲り受け、現在愛用している同モデルを元にしたもので、米国ナッシュヴィルのギブソン・ファクトリーの熟練のクラフツマンらのハンドメイドで制作されています。
以下、マーカス・キングのコメントです。
「 ”ビッグ・レッド(愛用のES-345の通称)” は、常に信頼のおける楽器であり、私のルーツを思い出させる安心感を与えてくれる存在です。このギターは、私が初めて手にした時の喜び、好奇心、そして情熱を常に思い起こさせてくれます。”ビッグ・レッド” をケースから取り出すたびに、私は深く感謝し、謙虚な気持ちになります。今でも(譲ってくれた)祖父のギターのような感覚がします。今でも祖父が初めて私にこのギターを弾かせてくれた時と同じ敬意を持って、このギターに接しています。私がこのギターを通じて得た感覚を、ギブソンと協力して新しい世代のプレイヤーに届けていることを、祖父はきっと誇りに思うでしょう。いつもこのギターを見て、弾くたびに、なんだか父親の車を借りて日曜日のドライブに行くような感覚がします。まさにこのギターは、私にとってそんな(父親に借りた)ホットな赤いキャデラック・クーペデヴィルのようなものなのです!」
マーカス・キングは、29歳にしてグラミー賞ノミネート歴もあるシンガー・ソングライター、ギタリストで、自身の名前を冠したバンド「マーカス・キング・バンド」での活躍と共に、世代を代表する最もソウルフルなミュージシャンの1人として注目を集めています。
米国サウスカロライナ州グリーンビル出身で、ナッシュヴィルを拠点とするマーカス・キングは、ソウルフルな歌声、高いギターの演奏技術、多様な音楽的影響で知られています。マーカスは音楽一家出身で、幼少期からギターを弾き始めました。彼の父親、マーヴィン・キングはブルース・ギタリストであり、祖父はカントリー・ミュージシャンでした。
『ギブソン マーカス・キング ES-345』は、単なるアーティストのシグネチャーモデルを超えた彼の自身のルーツを反映したものです。このギターは、キングの祖父から父へ、そして彼へと受け継がれたクラシックモデルがパーソナライズされたバージョンです。彼は家族の音楽的遺産をこのギターを通じて世界中のステージに広げてきました。当初カスタムショップモデルとして(2021年に)発売された『マーカス・キング ES-345』は、彼が家族から受け継ぎメインギターとして愛用する1962年製のES-345からインスパイアされています。
今回その最新版としてギブソンUSAから発売される『ギブソン マーカス・キング ES-345』は、マーカスが必須と考える機能のみを継承し、オリジナルの外観と雰囲気を捉えています。具体的には、モノラル配線、CustomBuckerピックアップのペア、チューニング安定性を向上させる固定式Vibrolaテイルピース、マーカス・キング専用にカスタマイズされたスタッド・アンカー・カバーなどが特徴です。ES-345の標準的な機能もすべて備えており、3層のメイプル/ポプラ/メイプルのボディにメイプル・センターブロック(サステインとフィードバック耐性の向上)、ゴールド・ハードウェア(ABR-1 Tune-OMaticブリッジとGrover Rotomaticチューナー)など、ES-345の標準機能もすべて搭載されています。マホガニーネックは、1フレットで平均0.875インチ、12フレットで0.975インチのラウンド・プロファイルを採用しています。さらに、インディアン・ローズウッドのフレットボードにはアクリル製のスプリット・パラレログラム・インレイが施され、22ミディアム・ジャンボ・フレットが装備されています。Graph Techナットがチューニングの安定性を高め、ボディカラーはクラシックなシックスティーズ・チェリーフィニッシュです。さらに、全てのギターには専用ハードシェル・ケースが付属しています。
マーカス・キングは8歳の時にブルース・ギタリストの父親と共に演奏活動を始めました。彼は2020年にザ・ブラック・キーズのダン・オーバックがプロデュースした『El Dorado』でソロデビューを果たしました。このアルバムは広く称賛され、AP通信は「2020年の確かなハイライト」と評しました。このアルバムは、第63回グラミー賞でマーカス・キングに「ベスト・アメリカーナ・アルバム」部門のグラミー賞ノミネーションをもたらしました。
キングは『El Dorado』の成功に続き、オーバックがプロデュースした『Young Blood』(2022年)をリリースしました。このセカンドアルバムはビルボードの「トップ・ブルース・アルバムズ」チャートで初登場1位を記録し、「圧倒的な自信に満ちた作品」と評されました。昨年、キングはリック・ルービンがプロデュースした3rdアルバム『Mood Swings』をリリース。ローリング・ストーン誌は「彼は…より大胆で、脆弱で、心を開いた作品に挑戦している」と記述しています。
その他、マーカス・キングに関する情報はこちらをご参照ください。
https://www.marcuskingofficial.com/


【名称】Gibson Marcus King ES-345
ギブソン マーカス・キング ES-345
【カラー】シックスティーズ・チェリー
【参考価格】580,800円(税込)
【発売開始時期】発売中
【製品ページ】https://gibson.jp/electric/marcus-king-es-345
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