ギブソンが1985年の大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場した 行方不明のギター『Gibson ES-345』を捜索するキャンペーンを開始

2025.06.04 ニュース

 

ギブソンはこの度、ユニバーサル・ピクチャーズとアンブリン・エンターテインメントによる1985年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、マイケル・J・フォックスが演奏したチェリー・レッドのギブソンES-345を捜索するグローバル・キャンペーンをスタートします。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、全米で1985年最大の興行収入、全世界では第2位の興行収入を記録した大ヒット映画です。

今回捜索されるギブソンES-345は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の中で高校のダンス・パーティー『Enchantment Under The Sea』で主人公のマーティ・フライ(マイケル・J・フォックス)が「Johnny B. Goode.」を演奏するシーンで登場しました。このシーンを見て多くのミュージシャンがギターを始めたといわれている有名なシーンです。

1989年の続編の製作中、映画製作者達はそのギターを探しましたが見つけることができず、それ以来行方不明になっています。今回、ギブソンは、世界中の音楽ファンの皆さんの助けを借りて、この行方不明の映画史上最も有名なギターを見つけようとします。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックスが弾いていたチェリー・レッドのギブソンES-345の行方について、何らかの情報をお持ちの方は、www.LostToTheFuture.com にアクセスして登録するか(英語のみ)、+1-855-345-1955(米国)までお電話ください。

 

エミー賞受賞者のマイケル・J・フォックスや、リー・トンプソン、同じくエミー賞受賞者のクリストファー・ロイド、ハリー・ウォーターズ Jr.、グラミー賞受賞者でアカデミー賞候補のヒューイ・ルイスなど、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のスターたちが出演するスペシャル動画はこちら

1985年7月3日に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、アカデミー賞を受賞し、さらに3部門にノミネートされました。また、全世界で約10億ドル規模のフランチャイズで成功を収めています。

アカデミー賞受賞者のロバート・ゼメキスが監督し、ゼメキスとアカデミー賞ノミネートのボブ・ゲイルが脚本を手がけた『バック・ザ・フューチャー』は、アカデミー賞受賞3回のスティーブン・スピルバーグ、作品賞ノミネート8回のキャスリーン・ケネディ、作品賞ノミネート5回のフランク・マーシャルが製作総指揮を務めました。(製作はニール・カントンとボブ・ゲイル)

斬新なストーリーテリングやキャラクターから、「Johnny B. Goode.」の忘れがたいギター演奏に至るまで、この映画はポップカルチャーに不朽のインパクトを残し、今なお最も愛され、文化的に重要な映画のひとつです。ダイナミックな特殊効果、愛すべきキャラクター、革新的なストーリーテリングで、この映画は世界中の新しい世代のファンに影響を与え、インスピレーションを与え続けています。

この映画に登場したギブソンES-345に何が起こったのかの発見は、この映画にさらに重要なストーリーを加えることになるでしょう。

 

以下、マイケル・J・フォックスのコメントです。

「ギターはいつも私の人生の大きな部分を占めていました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の 「Enchantment Under The Sea」のシーンについて話し合った時、僕は撮影監督と振付師と一緒に座って、僕の好きなギタリストのリフを全部やりたいと言いました。例えば、ジミ・ヘンドリックスの様に頭の後ろでギターを弾いたり、ピート・タウンゼントの様に大きくギターをかき鳴らす仕草をしたり、エディ(ヴァン・ヘイレン)のハマーリングをしたいと言いました。そうしたら、彼らがそれを受け入れてくれて、精一杯演技をしました。あのシーンは、私のギターに対する愛と、偉大なプレイヤーたちに対する愛を表現したものだったから。

当時そのシーンが、どれほど多くの人に影響を与えたか私は気づいていませんでした。その後ジョン・メイヤーが「僕がギターを弾くのは君のおかげだ」と言っていたし、クリス・マーティンも同じことを言ってくれました。彼らが私よりもさらにその影響力を広めてくれたことを嬉しく思います。彼らは本当に優秀なプレイヤーになるために、大変な努力を払ったのでしょう。私はただギターが好きで、映画が好きなだけなのです。」

 

以下、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の共同制作者/脚本家/プロデューサーであるボブ・ゲイルのコメントです。

「数年前、この愛すべきギターが(時空を超えて)消えてしまったらしいと知って、私は愕然としました。私達はタイムマシンを持っていないので、今回のギブソンのこの取り組みは、数十年にわたる謎を解く最高のチャンスでしょう。」

 

以下、ギブソンの社長兼CEOのセザール・グイキアンのコメントです。

「これは私にとって、ギブソンで最もエキサイティングな瞬間のひとつです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、私の人生の中で最も重要で意義深い映画のひとつであり、『Enchantment Under The Sea』のスクール・ダンス・シーンは、私がより音楽にのめりこむきっかけにもなりました。マイケル・J・フォックス、ボブ・ゲイルをはじめとする『バック・トゥ・ザ・フューチャー』チームと一緒に仕事ができるなんて夢のようです。マーティのギブソンES-345が見つかることを願っています!私と同じようにこの映画に熱中している皆さん、どうか探すのを手伝ってください!」

 

以下、ギブソンのブランド・エクスペリエンス・ディレクターのマーク・アグネシのコメントです。

「私は2009年、以前勤めていたギターショップ “Norman's Rare Guitars” での勤務初日にこのギターを探し始めました。16年間探し続けた結果、今世界中のギター・コミュニティ全体が一丸となって、私や私と同世代の多くのギタリスト達にギターを始めるきっかけとなったギターを探すことができることを、とても嬉しく思っています。」

 

以下、ギブソンのメディア・ディレクターのトッド・ハラピアックのコメントです。

「マイケル・J・フォックスが 「Enchantment Under the Sea 」のダンスで披露した 「Johnny B. Goode. 」の象徴的なパフォーマンスは、当時多くの子供達の心を打ち、彼らが初めてギターを手にするきっかけとなった瞬間でした。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のこのシーンほどミュージシャンに永続的な影響を与えた瞬間はほとんどありません。私達は、映画とロックの歴史を40年近くにわたって受け継いできたこのギターを探す旅に出ることにワクワクしています。」

 

以下、新作ドキュメンタリー映画『LOST TO THE FUTURE』の監督、ドク・クロッツァーのコメントです。

「この映画は、私が映画監督になりたいと思うきっかけとなった映画であり、初めてギターを手にするきっかけとなったシーンでもあります。80年代に育ったものとして、音楽ファン、映画ファン、そしてドキュメンタリーのファンを、私たちの世代のエクスカリバーを探すこのクレイジーすぎる冒険に連れて行くことは、私たちの義務だと思っています。」

失踪したギブソンES-345の世界的な捜索と、今年の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』40周年をさらに祝うために、ギブソン・フィルムズはこのたび、『LOST TO THE FUTURE』と題した新しいドキュメンタリー映画の制作を開始しました。

 

ギブソン・フィルムズが制作を予定しているドキュメンタリー映画『LOST TO THE FUTURE』では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の出演者であるマイケル・J・フォックス、リー・トンプソン、クリストファー・ロイド、ハリー・ウォーターズJr.、ミュージシャンのヒューイ・ルイス(『The Power Of Love』)、映画の共同制作者/脚本家/プロデューサーのボブ・ゲイル、そして数十年にわたりこの映画にインスパイアされてきた世界的に有名な音楽界のスーパースター達の詳細なインタビューが収録される予定です。ギブソンES-345のオリジナル・ギターを探し求めるドキュメンタリー・ディレクターのドク・クロッツァー(『Roadhouse』、『Glee』)は、マーク・アグネシ(ギブソンのブランド・エクスペリエンス・ディレクター)と共に、この伝説の楽器を探すため、昔の映画の小道具倉庫、ヴィンテージ・ギター・ショップ、オークションハウスなど訪れます。視聴者は『LOST TO THE FUTURE』ドキュメンタリーに登場するアーカイブ写真、ストーリー、当時の映像や音楽などを通じて、1985年当時を振り返ることができます。

『LOST TO THE FUTURE』はギブソン・フィルムズ製作、ドク・クロッツァー監督です。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』劇中でマイケル・J・フォックスが
オリジナルのギブソンES-345を演奏しているシーン
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』劇中でマイケル・J・フォックスが
オリジナルのギブソンES-345を演奏しているシーン

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ギブソンについて

ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。

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