ギブソンから Queenのギタリスト ブライアン・メイのシグネチャー・モデル 『Brian May SJ-200 12-String』がリリース
この度ギブソンは、音楽史上最も影響力のあるバンド Queen の共同創設者でギタリストのブライアン・メイの初となるギブソン・アコースティックのシグネチャー・モデル『Brian May SJ-200 12-String (ブライアン・メイ SJ-200 12-String：以下和名)』のリリースを発表いたします。最新『ブライアン・メイ SJ-200 12-String』は米国モンタナ州のギブソン・アコースティックとブライアン・メイ本人との綿密なコラボレーションによって製作され、全世界100本限定でリリースされます。
以下、ブライアン・メイのコメントです。
「このギターを思いついたのは、ツアーで12弦が必要になった際に、それまで使っていたものがしっくりこなくて、他を探していた時でした。その時に、ギブソンのチームが親切にも『ツアーで使えるスペシャルなギターを作ってあげます。』と言ってくれたのです。 私がお願いしたことの１つは、オクターブの高い音を聴きながら曲を弾くのが好きなので、各弦を通常の12弦とは逆の順番で配置してほしいという事でした。（ダウン・ストロークした際、太い弦の次に1オクターブ高い弦が鳴るようにセット） 是非皆さんにも、このギターの美しさ、サウンドの美しさ、そしてこのギターに込められたサイエンス、技術と職人技を感じてほしいと思います。ギブソンは、比喩的にこのギターに “宇宙” を表現することに成功し、“惑星マーキュリー（彗星）” がここにあるかのように感じられます。私にとってこのギターは、いつも一緒にいる友人へのちょっとしたプレゼントみたいなものです。」
以下、ギブソンのCEOのセザール・グイキアンのコメントです。
「サウンドの先駆者であり、トレンドセッターであり、音楽史上最も影響力のあるミュージシャンの一人であるブライアン・メイとコラボレーションできることを光栄に思います。ブライアンが音楽とカルチャーに与えた影響は他の追随を許さないものであり、私のパーソナルな音楽体験にも多大な影響を与えてくれました。ブライアンがギブソンを信頼して、このSJ-200 12弦ギターの制作を託してくれたことを光栄に思います。ありがとう、ブライアン」
ブライアン・メイが製品について語る動画はこちらをご参照ください。（英語）
ブライアン・メイ（正式にはナイトの爵位を授与された「サー・ブライアン・メイ」） は、かつて大学の博士過程に在籍しながらも、自身の研究を中断して音楽活動に専念し、のちにクイーンの伝説的リード・ギタリストになりました。唯一無二のサウンドと優れたパフォーマンスにより数十年にわたる世界的名声を獲得した後、彼は2007年に博士課程を修了し、天体物理学の博士号を授与されました。
「ブライアン・メイ SJ-200 12-String」は、ブライアン・メイのロック・ミュージックへの多大な貢献と彼の天文学への深い情熱に敬意を表して製作されたモデルです。12弦仕様のギブソンSJ-200は歴史的にも生産数が僅かなレアなモデルですが、このモデルはその中でもさらに特別な特徴を備えています。サイド＆バック材にはAAAグレードのローズウッドを使用し、同じくAAAグレードのシトカ・スプルース・トップはヴィンテージ・サンバースト色に彩られています。さらにネック材にもAAAグレードのメイプルが採用され、ウォルナットを間に挟む2ピース・メイプル仕様となります。ネックシェイプはラウンデッド・プロファイルが採用され、ローズウッド指板にはアコヤ貝を使用した八芒星のインレイが施されています。ヘッドストック上においても同じくアコヤ貝の八芒星のインレイとマザー・オブ・パールのギブソン・ロゴを擁し、ゴールド仕様のGrover Mini Rotomaticチューナーが搭載されています。SJ-200のMoustacheブリッジには単板削り出しのローズウッドを使用し、アコヤ貝を使用した60年代スタイルの4つのインレイが施されています。惑星をテーマにしたピックガードはブライアン・メイ本人によってデザインされ、本モデルの天文学をベースとした製品性をさらに高めています。各弦は通常の12弦とは逆の順番で張られており、ダウン・ストロークした際、太い弦の次に1オクターブ高い弦が鳴るようにセットされています。これにより他のギブソン12弦モデルとは異なる個性溢れるサウンドが生み出されます。さらにはピックアップ＆プリアンプ・システムとしてFishman Matrixが搭載され、付属のハードシェル・ケースから取り出した瞬間からステージやスタジオで活躍します。本モデルは100本のみの限定生産となっており、米国モンタナ州ボーズマンに拠点を置くギブソン・カスタムショップの熟練したルシアーによって精巧に製作されています。星（スター）としてギタリストとして大成功しただけではなく、一貫して星へ憧憬を抱き研究を惜しまないギタリスト、サー・ブライアン・メイに相応しいシグネチャー・モデルです。
昨年秋、クイーンは、グループの画期的な1973年のデビュー・アルバム『クイーン』をリミックス、リマスターした6枚のCDと1枚のLPを含むボックス・セット「クイーン I コレクターズ・エディション」をリリースしています。
「クイーンIコレクターズ・エディション」のボックス・セットには、63曲と43曲の新しいミックスが収録され、オリジナルの曲順で復元されたオリジナル・アルバム、スタジオでのクイーンのメンバーによる親密な現場音声、デモ、貴重なライヴ・トラック、1970年8月にロンドンで行われたクイーン初のライブ・パフォーマンスからの未公開音源で構成されています。1973年のリリースにはなかった「マッド・ザ・スワイン」が、オリジナルの曲順で入っています。さらに、手書きの歌詞とメモラビリアが収録された108ページの本も付属しています。
クイーンIコレクターズ・エディション・ボックスセットの詳細はこちらをご参照ください。
http://www.queenIofficial.com
【名称】Gibson Brian May SJ-200 12-String
ギブソン ブライアン・メイ SJ-200 12-String
【参考価格】1,166,000円（税込）
【発売開始時期】発売中
【製品ページ】https://gibson.jp/acoustic/brian-may-sj-200-12-string-vintage-sunburst
【国内ギブソン正規販売店】
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。
