MESA/BOOGIEから、最新『Mark VII』アンプ 国内販売 開始
今年1894年の創業から130周年を迎えるギブソンはこの度、ギブソンのアンプ・ブランド『MESA/BOOGIE (メサ/ブギー:以下和名)』から、最新『Mark VII (マーク VII:以下和名) 』シリーズの国内販売を開始したことを発表します。
『マーク VII』は、メサ/ブギーの創設者であるランドール・スミスの50年以上にわたる革新的なアンプ開発のキャリアにおける最高傑作です。本機は、ランドールの知見、メサ/ブギーの歴史と革新性、優れた操作性の伝統を受け継ぎ、そのエッセンスを最もシンプルで汎用性の高いマーク・シリーズ最小となる90ワット・アンプに凝縮しました。
3チャンネル、9モードのプリアンプは、Simul-Classパワーセクションと組み合わされ、(1チャンネルにつき)3つの異なるワット数と、さらに3つの異なる音質を選択する事ができます。その高い汎用性、ソウルフルな真空管トーン、魔法のようなフィーリング等、本機はマーク・シリーズの新たなアイコニックなアンプとなる事でしょう。さらに、搭載されたオンボード・グラフィックEQ、豊かなリバーブ、シームレスなエフェクトループ、革新的なパワースイッチング等、歴代のブギー・アンプのアイコニックな仕様に加え、CabClone IR DI Direct Interfaceを内蔵しています。当機能は、外付けタイプのCabClone IRと同等の仕様とIRを備え、チャンネル毎に8つのレクチファイアーおよびブギー・キャビネットを個別に割り当てることができ、さらにリアルなダイレクトサウンドを生み出します。
最新『マーク VII』は、先代の『マークV』や秘密裏に開発されていた『マーク VI』のプロトタイプを飛び越えて、最高のトーン、あらゆるジャンルへの適応性、コンパクトなデザイン、録音やライブに対応する充実したインターフェイス等、史上最もパワフルなメサ/ブギー・アンプとして完成しました。このオールマイティなアンプは、伝説的なマーク・シリーズのサウンドに加え、新たに2種類のサウンドを追加しています。マーク VIIに備わっている3チャンネル、9モードのプリアンプには、往年のマーク IIB、マーク IIC、マークIVのトーンから、伝説的なマーク・シリーズのクリーン、ファット、クランチ・サウンド、そして新たにマーク VIIと名付けられた特徴的なハイゲイン・モードのサウンドが含まれます。
以下、ギブソンのCEO兼社長のセザール・グイキアンのコメントです。
「私たちはこれまでマーク・シリーズの進化に数年間取り組んできました。実際、このアンプの開発はメサ/ブギーがギブソンファミリーに加わる前から始まっていました。開発の過程のある時点で、ランディ・スミス、ジェームス・アッショー、ダグ・ウェスト、トミー・ウォー、スティーブ・ミューラーと私が集まり、この完成したマークは私たちのマーク VIのプロトタイプをはるかに超えるアンプで、機能的にもデザイン的にもメサ/ブギーにとって大きな飛躍であることを確信しました。」
以下、メサ/ブギーの創設者であるランドール・スミスのコメントです。
「マーク VIIの完成は、ギブソンに入社するはるか以前から私たちの悲願であり、何年も議論されてきたものです。このアンプの開発は、当時はマーク VIの呼称ではあるものの、2016年以来、私たちが集中的に研究開発したプロジェクトの一つでした。研究の結果、私は2018年に元になる新たなサウンド回路基板を完成させましたが、それからリリース準備が始まる2022年の後半まで何度も改良を重ねました。その研究開発の半ばで、世代番号を飛び越える価値のあるマーク・アンプを開発する事に成功しました。そのため、それまで長年親しんできたプロトタイプのマーク VIを飛び越え、マーク VIIと改名するのがふさわしいという判断に至りました。
『マーク VII』は、優れたデザインと機能という点で、私がこれまでに手がけたアンプの中でNO1のアンプです。メサのデザイン・チームはその点で優れており、ブギーの全歴史の良いとこ取りしただけでなく、なんと前モデルのマーク Vよりもピュアな信号経路と、2本少ないプリアンプ管でそれを実現したのです。私達が開発期間中にマーク VIIを試してもらったプレイヤーは、そのトーンの素晴らしさに驚き、「これだけのことができるアンプが、すべてのモードで、これほどピュアでリアルなサウンドを奏でることができるなんて信じられない。」とコメントしています。その鍵は、シグナル・パスの最適化であり、私が過去55年間に蓄積してきた知識とコツだと思っています。さらに、それはダグ・ウェスト、スティーブ・ミューラー、ジム・アッショウといった40年間一緒にやってきた仲間達との努力の結果だと思います。また、ギブソンのセザール・グイキアンが私達とマーク VIIの完成を揺るぎなく信じ、最大限のサポートを提供してくれました。私は、もうすぐ77歳になろうとしている今でも、自分の仕事を愛し、日々追求し、できる限り今の仕事を長く続けるつもりでいます。でも、VIIの後は(一息して)もう少し簡単なプロジェクトを楽しんでいます。」
マーク VII ヘッドは、新しいマーク VIIの全ての利点をユーザーに提供し、お好みのスピーカー・キャビネットと組み合わせることができます。運搬性を重視するならメサ 1x12キャビネットを、最大限のパンチとプロジェクションを求めるならメサ 4x12キャビネットを1台(または2台!)がお勧めです。好みやニーズに応じて、ライブごとに異なるキャビネットを使用することも可能です。
マーク VII 1x12 コンボは、見た目から想像もつかない驚くべき性能を備えたクラシックなブギー・アンプです。コンパクトな1x12プラットフォームから、これまでに聴いたことのないパワーとトーンを生み出します。さらにパンチとプロジェクションが必要な場合は、外部キャビネットと組み合わせることもできます。マーク VII 1x12 コンボは、メサ/ブギーをプロフェッショナル・アンプの世界標準にしたクラシックなマーク・アンプです。
【名称】Mesa/Boogie Mark VII Head
メサ/ブギー マークVII ヘッド
【参考価格】500,500円(税込)
【発売開始時期】発売中
【名称】Mesa/Boogie Mark VII Combo
メサ/ブギー マークVII コンボ
【参考価格】 543,400円(税込)
【発売開始時期】発売中
【国内ギブソン正規販売店】
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。