ギブソン・ブランズの新たなプレジデント 兼 暫定CEOに セザール・グイキアンが就任
この度ギブソンは、新たにCesar Gueikian(セザール・グイキアン:以下和名)がプレジデント 兼 暫定CEOに就任したことをお知らせします。
グイキアンは2018年にチーフ・マーチャント・オフィサーとしてギブソン・ブランズに入社し、2021年にブランド・プレジデントに任命されました。グイキアンはその間、ブランドや製品の革新、自社メディアの進化、アーティスト・リレーションの強化に取り組み、先駆的なソリューションを先導してきました。さらに、楽器、サウンド、メディアへの展開を中心とした新戦略を打ち出し、ギブソンの復活に尽力してきました。起業家、投資家として20年の経験を持つグイキアンは、音楽とギターに対する生涯にわたる情熱を持っています。
以下、ギブソン・ブランズの取締役会 会長であるナット・ジルカのコメントです。
「当社は、現在の会社の勢いを継続し、さらなる成長を目指す体制を整えるため、このたび新しいリーダーシップに移行します。セザールは、これまで重要なアーティストとのパートナーシップを構築し、さらに当社の代表的な製品ラインアップを刷新するなど、当社の昨今の成功に大きな役割を果たしており、取締役会は、彼の今後のリーダーシップに全面的に信頼を置いています。」
以下、グイキアンのコメントです。
「私にとって、ギブソンはとても大切な会社で、この度このような重要な役割を担うことを光栄に思っています。ギブソンは過去130年にわたり(時代の)サウンドを築き上げてきましたが、私たちは次の130年も引き続き音楽の未来を牽引し、人々がより音楽と触れ合うことができる機会を提供していきたいと思っています。私たちは、楽器、サウンド、メディアを横断して革新を続け、あらゆるレベルのファンやアーティストに音楽を創造するインスピレーションを与え続ける義務があります。私は、経験豊富なシニア・リーダーシップや素晴らしいクラフツマンたちと緊密に協力し、事業の長期的な成功を確かなものにしたいと思います。」
以下、ナット・ジルカの追加コメントです。
「取締役会を代表して、過去5年間にわたりギブソンをアイコニックなブランドとしての地位に戻すことに貢献した前CEOのジェームス “JC” カーレイに感謝したいです。私たちは、彼のリーダーシップと、パートナー、お客様、音楽業界への貢献に感謝し、彼の今後さらなる活躍を願っています。」
以下、前CEOのジェームス “JC” カーレイのコメントです。
「これまでギブソンを率いることができたのは光栄なことであり、チームとして成し遂げたことを大変誇りに思います。私は次のチャレンジに向けた準備ができており、この会社をリードする機会を与えてくれた取締役会とギブソン・チームに感謝したいと思います。今後、彼らが成し遂げる全てのことを楽しみにしています。」
【セザール・グイキアン】
セザール・グイキアンは、卓越したビジネス経験と、音楽とギターへの生涯の情熱をあわせもち、2018年にチーフ・マーチャント・オフィサーとしてギブソンに入社しました。チーフ・マーチャント・オフィサーとして、またその後ブランド・プレジデントとして、ブランドの活性化、チーム開発、製品イノベーション、自社メディアの進化、D to C (Direct To Consumer)の立ち上げなど、数々の先駆的なソリューションを実施し、収益性の高い事業成長を牽引してきました。また、ギブソンの復活に尽力し、ギブソン・メディアの設立、ギブソンTVの立ち上げ、ギブソンのアーティストとのパートナーシップを強化して、彼らの音楽を世界に発信し、ギブソンが文化的に音楽と関わり続けることに貢献しています。
ギブソンの前は、民間企業の資金調達、再建、投資に特化したオルタナティブ・アセット・マネージャーであるメロディ・キャピタル・パートナーズの共同設立者でした。彼のリーダーシップの下、メロディは1億ドルのシード投資から15億ドル以上の運用資産に成長しました。それ以前は、ロンドンとニューヨークのUBSとドイツ銀行で、それぞれチームをリードする役割を担っていました。
さらに有能なミュージシャン、ギタリスト、ソングライターでもあるセザールは、これまでマナ、カーク・ハメットやロバート・トゥルヒーヨ(メタリカ)、レックス・ブラウン(パンテラ)、デイヴ・ムステイン(メガデス)、スネイク・セイボ(スキッド・ロウ)、ジャレッド・ジェームス・ニコルス、リッチー・フォークナー(ジューダス・プリースト)、フィト・パエスなどの様々な音楽ジャンルのアーティストと共演、録音しています。
セザールは、アルゼンチンのブエノスアイレスにあるサン・アンドレス大学で経営学の学士号を取得し、シカゴ大学で分析金融と経済学を中心にMBAを取得しています。
ギブソンについて
ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。