ギブソンが伝説のエフェクターペダル・ブランド、“マエストロ”の最新5機種を発表

2022.01.19 ニュース

 

この度ギブソンは、伝説のエフェクターペダル・ブランド”Maestro(マエストロ)”から最新5機種を発表します。

60年前、ギブソンがマエストロを世に送り出した時、誰もその先駆的な成功を予測することはできなかったでしょう。2022年ギブソンはその伝説のエフェクター・ペダルを“マエストロ・オリジナル・コレクション“として最新5機種にて復活させます。『FUZZ-TONE(ファズ・トーン) “FZ-M”』、『INVADER DISTORTION(インべーダー・ディストーション)』、『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ』、『COMET CHORUS(コメット・コーラス)』、『DISCOVERER DELAY(ディスカバラー・ディレイ)』の5つのエフェクター・ペダルは、独自のサウンドを求めるミュージシャンのスタイル、デザイン、サウンドに合わせて開発されました。この”マエストロ・オリジナル・コレクション“は、ブランドのパイオニアであり、多くの人に愛されているオリジナルのサウンドとスタイルに忠実であると同時に、マエストロの先進的でモダンな機能、多様性、優れたサウンドメイキング機能を兼ね備えた製品になります。

マエストロは、エフェクトの創始者であり、その創世記からローリング・ストーンズ、ラカンターズ、ピート・タウンゼント、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、ピーター・フランプトン、フー・ファイターズ、ブラック・キーズまで、私達が良く知る数々の名曲のサウンドを形作ってきました。マエストロはアーティストが頭に思い描いた音色を、自分のシグネチャーサウンドとして実現するために手助けしてきました。

ギブソン・ブランズの製品開発シニア・ディレクターであるマット・ケーラーはこうコメントします。 「マエストロは、商業的に成功した最初のペダルブランドであり、その後のペダルとエフェクトの世界全体を動かすきっかけとなりました。私たちは、多くに愛されてきたマエストロのレガシーを大切にすると共に、現代のギタリストが求めるものも意識しながら製品開発をしてきました。マエストロのサウンドは、ビギナーからプロまで全てのレベルのプレイヤーへ向けた製品です。ギブソンは、エフェクター・ペダルの歴史にとって不可欠な、このマエストロを復活させる事ができたことを嬉しく思います。」

ギブソン・ブランズのマーケティング・ディレクターであるスターリング・ドークはこうコメントします。 「伝説的なブランドの製品を再び世に送り出すことは、スリリングな体験です。マエストロは、過去に素晴らしいレガシーがありますが、それ以上に重要なのは、そこに新しいレガシーをさらに構築することです。新しいマエストロとして、かつての勢いを保ちながら、現代のファンが自分のサウンドを形作るための新しいツールを提供することです。マエストロは、今後世界中のプレイヤーと共に、新しいサウンド・レガシーを作り上げるのです。」

 

マエストロ・オリジナル・コレクションの各ペダルは、1つのトグルで2つの異なるボイシングを切り替えることができる、革新的な「2 in 1」ペダルとして機能します。3つのノブ、トゥルー・バイパス・スイッチング、人間工学に基づいたペダルボード・フレンドリーなウェッジ・プロファイルを特徴としています。

最新『FUZZ-TONE(ファズ・トーン) “FZ-M”』は、キース・リチャードがローリング・ストーンズの "I Can't Get No Satisfaction "のリフで使用したマエストロ初のペダルで、伝説的な“FZ-1”のトーンを彷彿させます。”FZ-M”はトグルを "classic "から "modern "に切り替えると、フル周波数でグラインドする現代的なファズを指先で操作できます。

『COMET CHORUS(コメット・コーラス)』は、"Earth "モードでは、ウォームでクラシックなアナログ・コーラス・トーンと、繊細にサウンドが渦巻くようなエフェクトをかけることができます。“Orbit"に切り替えると、ロータリースピーカーのようなビブラートとトレモロ・エフェクトが追加され、内部トリムポットで微調整が可能です。

マエストロ・オリジナル・コレクションには、その他に『INVADER DISTORTION(インベーダー・ディストーション)』、『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ)』、『DISCOVERER DELAY(ディスカバラ―・ディレイ)』がラインナップされており、クラシックからモダンなサウンドまで、マエストロの独特のサウンドを楽しむことができます。

“FUZZ-TONE FZ–M”(ファズ)

 

世界で初めてファズ・ペダルを世に送り出したのがマエストロです。そのサウンドはローリング・ストーンズの名曲“(I Can’t Get No)Satisfaction“で伝説となりました。“FZ-M”はオリジナルの進化形、21世紀のファズサウンドを提供します。

オールアナログペダルの“FZ-M”は、オリジナルの“FZ-1”をベースにしつつ、より厚みのあるモダンなファズ・トーンを生み出し、多彩なサウンドメイキングを可能にします。

3種類のコントロールノブが配置されており、直観的なサウンド調節が可能です。Attackノブはファズレベルを調整します。Toneノブはブライトで荒々しいトーンからブーミ―なトーンまで好みの音色に調整することができます。Levelノブは出力ボリュームの調整に使用します。必要に応じて、ユニティゲイン(信号が入力と同レベルで出力される)をはるかに超えることも可能です。トゥルーバイパス用フットスイッチをオンにすると、マエストロ・ロゴの上部にあるビューグルのLEDライトが点灯するので、エフェクターのアクティブ状態をいつでも確認できます。

“RANGER OVERDRIVE” (オーバードライブ)

 

『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ)』は、世界中で人気のビンテージ真空管アンプのオーバードライブ・サウンドにインスパイアされ誕生したエフェクターです。

このオールアナログのレンジャー・オーバードライブには、モード切り替え用トグルスイッチが付いています。ウォームで多彩な表現が可能な真空管アンプを使っているようなオーバードライブ・トーンと、よりクリーンでセンシティブなトーンを切り替えることができます。2つ目のトーンにはクリーンな信号がミックスされているため、ピッキングとギター本体のボリュームでトーンをコントロールする「常時オン状態」で使用するエフェクターとして最適です。

コントロール部には、Gain(オーバードライブレベル調整)、Tone、Level(出力レベル)の3つのノブが配置され、直観的に調整しすぐに十分な音量でユニティゲイン(信号が入力と同レベルで出力される)を超えることができます。レンジャー・オーバードライブはブースターとして使用することも可能で、真空管アンプへの入力を増幅し、輪郭のあるダートなサウンドを簡単に強調することができます。トゥルーバイパス用フットスイッチをオンにすると、マエストロ・ロゴ上部にあるビューグルLEDライトが点灯するので、エフェクターのアクティブ状態をいつでも確認できます。

“INVADER DISTORTION“ (ディストーション)

 

『INVADER DISTORTION(インベーダー・ディストーション)』は、ハイゲイン、オールアナログの最新ディストーションペダルです。アグレッシブで迫力のあるサウンドと豊かなハーモニクスが特徴で、多彩なディストーション・サウンドを生み出します。

コントロール部には、Gain(ディストーションの量)、Tone、Level(出力レベル)の3つの調節ノブが直感的に使用できるように配置されており、すぐに十分な音量でユニティゲイン(信号が入力と同レベルで出力される)を超えることができます。トップパネルのトグルスイッチを使えば、本体内蔵のノイズゲートを使用することもできます。本体内部の回路基板に取り付けられたトリムポットにより、ノイズゲートの閾値レベル(ノイズゲートの掛かり具合)を調整することができます。トゥルーバイパスのフットスイッチをオンにすると、マエストロ・ロゴ上部にあるビューグルのLEDライトが点灯するので、エフェクターのアクティブ状態をいつでも確認できます。

“COMET CHORUS” (コーラス)

 

『COMET CHORUS (コメット・コーラス)』は、コーラス・エフェクターを象徴するアナログディレイ素子(バケット・ブリゲード・ディバイス:BBD)技術を使用して、温かみのあるクラシックなコーラス・トーンを生み出します。

オールアナログペダルのコメット・コーラスは、モード切り替え用トグルスイッチを備えており多彩なサウンドを生み出します。“Earth”モードではバランスの取れた、きらめくようなコーラス・エフェクトが可能で、”Orbit”モードではコーラス・サウンドにAM変調を加え、まるでロータリースピーカーのような音韻複合的なサウンドを生み出します。内部のトリムポットを使用すれば、ロータリースピーカーを彷彿とさせる”Orbit”効果のレベルを好みに合わせて調整することができます。

3つの調整ノブが直観的に使えるように配置されています。Depthでコーラスの深さ(ピッチの変化量)、Speedでコーラスの速度(変調周期)をすばやく選択し、Mixでドライ信号とブレンドされるピッチ変調信号の量を調整することができます。トゥルーバイパスのフットスイッチをオンにすると、マエストロ・ロゴ上部にあるビューグルのLEDライトが点灯するので、エフェクターのアクティブ状態をいつでも確認できます。

“DISCOVERER DELAY”(ディレイ)

 

『DISCOVERER DELAY(ディスカバラー・ディレイ)』は、アナログディレイ素子(バケット・ブリゲード・ディバイス:BBD)技術を利用して、クラッシックでウォームなディレイサウンドを生み出す最新アナログ・ディレイペダルです。

3つのノブが直観的に使えるように配置されています。”Delay”でディレイタイムの長さ(20msから600msの範囲)、Sustainでサステインの量(ディレイ音のリピート回数)をすばやく選択し、Mixでディレイのレベルを調整できます。トグルスイッチによって内蔵のモジュレーションを起動し、若干サチュレーション状態にあるカセットテープの様なワウフラッター効果から、大幅にピッチシフトされた変調効果まで、様々な効果をディレイ信号に付加することができます。2つの内部トリムポットにより、モジュレーションのRate(速度)とWidth(スイープ範囲)を調整できます。トゥルーバイパスのフットスイッチをオンにすると、マエストロ・ロゴ上部にあるビューグルのLEDライトが点灯するので、エフェクターのアクティブ状態をいつでも確認できます。

 

発売から数十年を経て、マエストロの伝説はさらに大きくなっています。ヴィンテージペダルの市場が活性化すると、”FZ-1”や”PS-1”などのオリジナルのマエストロ製品は天文学的な価格で取引されるようになり、入手が困難な製品の一つとなっていました。今回ギブソンからリリースされるマエストロ製品は、楽器店やオンラインなどで手軽に購入することが可能になります。

ギブソン・ブランズでマエストロのリードデザインナーで技術ディレクターのクレイグ・ハッケンベリーはこうコメントします。
「ブランドとして、マエストロをその全盛期の姿に戻したいと考えました。今でもオリジナル・ペダルへの関心が非常に高い中、初めて体験した人たちや、マエストロ製品をまだ使ったことのないギタリストのために、このブランドを復活させたいと思ったのです。新しいマエストロペダルでは、オリジナルのサウンドの精神を受け継ぐだけでなく、ルックスやフィーリング、雰囲気も大切にしています。」

オリジナル・コレクションの『『FUZZ-TONE(ファズ・トーン) FZ-M』、『INVADER DISTORTION(インべーダー・ディストーション)』、『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ』、『COMET CHORUS(コメット・コーラス)』、『DISCOVERER DELAY(ディスカバラー・ディレイ)』に加え、2022年後半には第2弾としてさらに5種類のペダルがリリースされる予定です。また、ギブソンでは、オリジナル・デザインのスペックに忠実に作られた限定生産のペダル、マエストロ・カスタムショップ・コレクションも開発中です。

クレイグ・ハッケンベリーはこう追加します。
「マエストロができることに上限はないと思います。これまでのマエストロの歴史とレガシーを考えると、マエストロの製品がエフェクトの世界で様々な形で力を発揮できることは確かです。2022年のマエストロに関しては、あなたの想像力を思う存分働かせればいいのです。それがマエストロの向かう場所であり、マエストロがいる場所なのです。」

 

【マエストロについて】
エフェクターの創始者であるマエストロは、1962年に世界初のファズ・ペダル「ファズ・トーン “FZ-1”」を生み出しました。このペダルは、ペダル界全体を動かし、その後のモダン・ミュージックを永遠に変えました。マエストロは、エフェクトの創世期からローリング・ストーンズ、ラカンターズ、ピート・タウンゼント、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、ピーター・フランプトン、フー・ファイターズ、ブラック・キーズまで、私達が良く知る数々の名曲のサウンドを形作ってきました。マエストロはアーティストが頭に思い描いた音色を、自分のシグネチャーサウンドとして実現するために手助けしてきました。
60年前、ギブソンがマエストロを世に送り出したとき、誰もその先駆的な成功を予測することはできなかったでしょう。そして今、数十年の時を経て、ギブソンはブランドを復活させました。アイコニックな過去のレガシーを活かし、革新的な未来に向け復活したマエストロは、新しい世代のミュージシャンのサウンドを形作るために戻ってきました。

【マエストロ・オリジナル・コレクション】
https://www.maestroelectronics.com/ja-JP/Collection/Original-Collection

【動画】
https://youtu.be/VLy5gUNcoZ4

【名称】FUZZ-TONE(ファズ・トーン) “FZ-M”
【参考価格】26,400円(税込)
【製品出荷開始時期】2022年1月末予定
【製品ページ】
https://www.maestroelectronics.com/ja-JP/Pedal/Fuzz-Tone
【デモ動画(英語)】
https://youtu.be/Xc8IUh9V330

【名称】INVADER DISTORTION(インべーダー・ディストーション)
【参考価格】26,400円(税込)
【製品出荷開始時期】2022年1月末予定
【製品ページ】
https://www.maestroelectronics.com/ja-JP/Pedal/Invader-Distortion
【デモ動画(英語)】
https://youtu.be/bdyjrOx0RX4

【名称】RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ)
【参考価格】26,400円(税込)
【製品出荷開始時期】2022年1月末予定
【製品ページ】
https://www.maestroelectronics.com/ja-JP/Pedal/Ranger-Overdrive
【デモ動画(英語)】
https://youtu.be/4gwskkCJN4I

【名称】COMET CHORUS (コメット・コーラス)
【参考価格】26,400円(税込)
【製品出荷開始時期】2022年1月末予定
【製品ページ】
https://www.maestroelectronics.com/ja-JP/Pedal/Comet-Chorus
【デモ動画(英語)】
https://youtu.be/Bc6W9VL-GqA

【名称】DISCOVERER DELAY (ディスカバラー・ディレイ)
【参考価格】27,500円(税込)
【製品出荷開始時期】2022年1月末予定
【製品ページ】
https://www.maestroelectronics.com/ja-JP/Pedal/Discoverer-Delay
【デモ動画(英語)】
https://youtu.be/EGuwDkIeIw0

【先行発売対象ギブソン正規販売店】*先行販売台数に限りがございます

*2022年4月より以下国内全ギブソン正規販売店にて販売を開始します。

【国内ギブソン正規販売店】

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ギブソンについて

ギターブランドとして世界でアイコン的な存在であるギブソン・ブランズは、創業から120年以上にわたり、ジャンルを越え、何世代にもわたるミュージシャン達や音楽愛好家のサウンドを形作ってきました。1894年に設立され、テネシー州ナッシュヴィルに本社を置き、モンタナ州ボーズマンにアコースティックギターの工場を持つギブソン・ブランズは、ワールドクラスのクラフツマンシップ、伝説的な音楽パートナーシップ、楽器業界の中でもこれまで他の追随を許さない先進的な製品を生み出してきました。ギブソン・ブランズのポートフォリオには、ナンバーワンギターブランドであるギブソンをはじめ、エピフォン、クレイマー、スタインバーガー、ギブソン・プロオーディオのKRK システムなど、最も愛され、有名な音楽ブランドの多くが含まれています。ギブソン・ブランズは、何世代にもわたって音楽愛好家がギブソン・ブランズによって形作られた音楽を体験し続けることができるように、品質、革新、卓越したサウンドを実現していきます。

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