1930年代以来、ギブソンのフルサイズ・ラウンドショルダー・アコースティックは、アメリカン・ミュージックのサウンドを形作ってきました。その豊かな温かみ、表情豊かなキャラクター、そしてサウンドの見事なバランスにより、歴史上最もレコーディングに使用されたアコースティックギターとなっています。これらの名器の中でも、J-45™は象徴的な地位を築いてきました。1942年に初めて発表されたこのモデルは、その実用的なデザイン、控えめながらも優れたルックス、そして世界中のステージやレコーディングでの長い歴史から、すぐに「ザ・ワークホース(頼れる馬車馬)」として知られるようになりました。現在もギブソン史上最高のベストセラー・アコースティックであり続けています。
ギブソンはこの伝説的なギターに新たな解釈を加えた、J-45 Century 12-Fretを発表します。プレイヤーがJ-45に求めるお馴染みの特徴を体現しつつ、標準的な14フレット仕様に代わり、ネックとボディの接合部を12フレットに変更しています。この変更によりネック全長が短くなり、ブリッジ・プレートがボディのより深い位置、つまりトップ材の最も幅の広い部分の近くに配置されます。この配置によってサウンドボードがより効率的に振動し、温かみのあるパンチの効いた響きを実現。特にフィンガースタイルや繊細なピッキング・ニュアンスに優れたレスポンスを返す、快適な演奏性を持つ楽器が生まれました。
ギブソンはこれまでにも12フレット仕様のJ-45を製作してきましたが、それらは伝統的にアーティスト・コラボレーションやギブソン・カスタムの限定モデルとしてのみ登場しており、稀少で人気のある仕様でした。このJ-45 Century 12-Fretの登場により、この独特のフィーリングとトーンがすべてのプレイヤーのお手元に届くようになります。ギブソン・フラットトップのクラフトマンシップ100周年を記念する新しい「Century Collection」のひとつとして、マホガニー・ボディにシトカ・スプルース・トップを組み合わせ、トップとバックにはシングルプライのクリーム・バインディングが施されています。
マホガニー・ネックには、素早い運指を可能にするスリムテーパー・12フレット・プロファイルを採用。ギブソンの伝統的なアコースティック製作に基づき、12フレット位置でコンパウンド・ダブテイル・ジョイントによりボディに接合され、ホット・ハイド・グルーで接着されています。ローズウッド指板には19本のフレットを備え、シンプルなマザー・オブ・パールのドット・インレイがあしらわれています。
ヘッドストックには、クリーム・ボタン仕様のオープンバックGolden Ageチューナーを装備し、1900年代初頭スタイルのギブソン・スクリプト・ロゴ・デカールが施されています。初期のJ-45モデルに見られるものを再現したスロープ・レクタングル(クローズド・スロット)のローズウッド・ブリッジが、ヴィンテージの風合いをさらに高めています。ナットとサドルにはボーン材を採用し、ブリッジピンにはTUSQ®を使用。クラシックなギブソン L-00スタイルのピックガードを備え、サテン・ニトロセルロース・ラッカーで手作業により仕上げられています。
J-45 Century 12-Fretには、プレミアムなCentury Collectionツイード・ハードシェルケースが付属します。12フレット仕様のギブソン・フラットトップならではの、深みのあるふくよかなサウンドをご体感ください。