長い黒髪とひげ、ほっそりとした体格、そして黒のギブソンJ-180を持つキャット・スティーヴンスは、1970年代のシンガーソングライターの体現者であり、音楽を通じて精神の啓発を探求する現代の吟遊詩人であったと言えます。ワイルド・ワールド”、”ピース・トレイン”、”ファーザー・アンド・サン “などのヒット曲を生み出し録音したのはこのJ-180を通じてでした。1969年にロンドンの有名なセルマー・ミュージック・ショップで購入し、キャットは当初J-180のエレガントなスタイルに惹かれましたが、そのパーカッシブな響きはすぐに彼の代表的アルバム「Tea For The Tillerman」と「Teaser And The Firecat」の濃密なサウンドに不可欠な要素となりました。1970年代の終わり、キャットはJ-180を含むすべての音楽機材を売却し、その収益をチャリティーに寄付しました。しかし、それから数十年の間に、彼はオリジナルのギターと再会し、ヴィンテージのバックアップ器を手に入れ、ツアーを行っています。

Gibson Acoustic Custom Shopは、彼の伝説を決定づけたギターをベースにしたCat Stevens J-180を発表します。熱処理の施されたサーマリー・エイジド・シトカスプルース・トップ、マザーオブパールのムーン＆スター・ヘッドストックと指板上に配列されたスター・インレイ、「Yusuf/ Cat Stevens」とハンドサインされたサウンドホール・ラベルが特徴です。Cat Stevensのハードシェルケースが付属となります。