歴史のうえに立ちながら、その道をはみ出す2人のギタリスト
今年メジャーデビュー10周年を迎え、ギブソンのアーティストサポート・プログラム「Artist Spotlight」に日本から唯一選出されたGLIM SPANKYの亀本寛貴と、2021年にメジャーデビューをして、今年1月に日本武道館でのワンマンを成功させたKroiの長谷部悠生の対談が実現。2人は年齢こそ10歳近く離れているが、歴史を尊重したうえで、あえてその道をはみ出すことでオリジナリティを生むという、表現者としてのあり方に非常に近いものがある。愛用のギブソン・モデルの話を中心に、それぞれのギター哲学を語り合ってもらった。
取材・文:金子厚武
撮影:横山マサト
自分のルーツを大事にしたうえでちゃんと多くの人に届くアプローチを追求する。そのスタンスはすごく近いのかなと思います(亀本)
――まずはお二人それぞれの印象について教えてください。
長谷部 年齢差で言うと10個くらい離れていて、僕が中学生ぐらいのときにGLIM SPANKYがメジャーデビューをされていました。知ったきっかけは、ジャニス・ジョプリンの「Move Over」のカバー動画だったんですけど、そこからフジロックでライブを拝見したり、最近は自分のバンドが参加したフェスで一緒になることがすごく多かったので、いつかちゃんとお話したいなと思っていて。
――ギタリストとしての亀本さんにはどんな印象を持っていましたか?
長谷部 2015年くらいに亀本さんと同年代のミュージシャンが一気に音楽シーンに出てきた感じがあったんですけど、その中でも亀本さんはギターヒーロー然としたイメージがあって、すごくかっこいいなと思っていました。当時の若手世代の中でも一番ギタリストらしい、ギブソン使いの方だなと、それはこの10年間ずっと思っていることです。
――亀本さんはKroiに対してどんな印象を持っていましたか?
亀本 SNSは結構前からフォローしていたんですよ。周りの知り合いからも「Kroiがかっこいい。彼らはくるぞ」って、すごく言われていて。確かに曲がかっこいいし、いいフレーズもいっぱいあるなと思って聴いていて。それから最近フェスで一緒になるようになって、この前のMETROCKで順番が前後だったので、袖から見ていました。やっぱりライブを見るとまた印象が全然違って、ギターの人、めちゃくちゃ好きだなと思いました。
長谷部 すごく嬉しいです。
亀本 楽器のチョイスもそうだし、スタンスとかアティテュードがめちゃくちゃ面白いなと思ったんですよね。最短距離じゃないチョイスをあえて選んでいるっていうのかな。聴いた人を説得させられる音じゃなきゃいけない、そのゴールに対して、単純にただ最短距離を選んでなくて、自分なりの道を選ぶのって、ギターが好きじゃないとできないんですよね。仕事としてちゃんと真面目にやるだけだと、結局、最短距離を選んでしまうんですけど、自分なりの道を楽しめるというか、そういう感性のミュージシャンが自分はすごく好きなので、Kroiのライブを見て、「この人好きだな」と思いました。
長谷部 最近自分らがハマっているゴスペル系のミュージシャンとかって、レスポンスが速いモダンなギターを使っている人が多いんですよ。でも、やっぱり自分のルーツにあるファンクやR&Bのアーティストは、ギブソンの竿を使っている人がすごく多いので、それを使ってどう曲にアプローチするかを研究している感じですね。
――世代はちょっと違うけど、ルーツとモダンを融合させた表現を目指しているというのは共通点なのかなと。
亀本 そうですね。やっぱり自分のルーツがあるから、それを大事にしたうえで多くの人に届くアプローチを追求したい、そのスタンスはすごく近いのかなと思います。例えば、ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトは、人数が少ないとか、楽器もヴィンテージだけとか、そういう制限を作ることによって、オリジナリティを出していたわけですよね。僕もそこはすごく意識していて、「こういう物を使ってこういう音でこう演奏すれば当然みんな気持ちいい」みたいな正攻法はあるけど、あえてそうじゃない道を選んで、でもそれが正攻法にも負けない、なんならそれ以上の快楽がちゃんとある、というのをやりたい気持ちがあるので、そこは近いのかなと思いますね。
初めてギブソンのSGを手にしたときに、「俺が出したかったのはこの音だ」と思いました(長谷部)
――お二人の思うギブソンというギター・ブランドに対する印象を教えてください。
長谷部 僕が最初にエレキギターを弾き始めたのは中3くらいからなんですけど、当時すごく天邪鬼な性格で、ジャパンヴィンテージのコピーモデルだったり、聞いたことがないようなメーカーの竿を使いたいなと思っていて。だから最初にギブソンを手にしたのは2021年で、結構最近なんです。
亀本 年齢的には何歳ぐらい?
長谷部 21歳でSGを買いました。そこで初めてギブソンを手にしたときに、やっぱり歴史が長い、本物たるゆえのサウンド感というか、「この音聴いたことある!」と感じました。
亀本 変わらないでいる理由があるよね。
長谷部 ありますね。「やっぱり、俺が出したかった音はこの音だ」とそのときに思って、そこからは絶大な信頼感があり、最近はギブソンしか買ってないですね。
――亀本さんはいかがでしょうか?
亀本 ギブソンは、アメリカの音楽の歴史とイコールぐらいの存在だと思っているんですよね。マンドリンとかから始まり、軽音楽の歴史にほぼほぼイコールでくっついてきているメーカーなので、ブラックミュージックをルーツにしている音楽を語るうえでは外せないメーカーというイメージです。なので、そんなメーカーのギターを自分が使って、オフィシャルのインタビューに自分が出るのは本当に光栄なことだなと思いますね。ギブソンは「ギターを作っている会社」じゃなくて、「音楽の歴史の一部」と言っていい存在だと思います。
――亀本さんは今年ギブソンのサポート・プログラム「Artist Spotlight」の19組の中に唯一の日本人アーティストとして選ばれていますね。
亀本 自分ではギブソンのギターらしい音を出せているという感覚はそんなになかったりもするんですけどね。結構エフェクターを使った音作りをしているので(笑)。でもそれも逆にいいのかなと思ったり。
――ギブソンは長い歴史がある一方、常に新しいことにも挑戦しているブランドで、「Artist Spotlight」の人選からもそんな印象を受けます。
亀本 確かに、そうですね。
――亀本さんが最初にギブソンのギターを手にしたのはいつでしたか?
亀本 自分専用ということで言うと、今日持ってきたゴールドトップが最初で、デビューした後に買いました。それ以前は実はボーカルの松尾さんがレスポール・スペシャルを持っていて、ピックアップがP-100で、めちゃくちゃパワーがすごくて。僕はシングルコイルのギターを使っていたんですけど、GLIM SPANKYの曲がどんどんパワフルになっていったときに、そもそもの竿の出力感が違いすぎて、松尾さんの音の方が明らかに太かったんですよね。それでギターを交換することにして、僕がそのレスポール・スペシャルを持つことにしたので、デビュー当初の頃のアー写では僕はスペシャルを持っています。それでしばらくやっていたんですけど、ゴールドトップを買って、初めてメイプルの竿を持ったときに、高級感がすごくて、普通に弾いているだけでも気持ちいいのが印象的でした。
レスポール・カスタムはカオティックなアンサンブルの中でも音の存在感がしっかりある(亀本)
――長谷部さんのレスポール・スタンダードはいつ手にしたものなのでしょうか?
長谷部 レスポールを買ったのはこれが3本目で、武道館のワンマンに合わせて8ヶ月前くらいに買いました。
――選んだポイントを教えてもらえますか?
長谷部 自分の音を作っていくっていうのをそろそろやりたいなと思ったので、ヴィンテージじゃなくて新品の竿が欲しくて、今年の比較的新しいギブソン・ギターを探していたんです。そこで、マーフィーラボを弾いたときに、塗装の作り込み感と、出音のエイジング感、新品だけどちょっとヴィンテージのニュアンスがあるのがすごくいいなと思って。うちのバンドだと「ファンクができるレスポール」っていうのが大前提になるので、そういう意味で軽めの個体を探したんですよ。それで出会ったのが今のメインですね。
↑長谷部さん愛用ギター/Gibson 1958 Les Paul Standard Lemon Burst Light Aged
亀本 最初から音が仕上がっている感じがするよね。そこが現行USAとの大きな違いだと思っていて、ローエンドがちゃんとタイトにまとめられている感じがする。僕はリアでずっと弾いているから、あんまり気にしないんだけど。
↑亀本さん愛用ギター/Gibson USA Les Paul Deluxe 2015
長谷部 僕は今までセンターを使うことが多かったんですけど、この竿は最初からリアで弾きたくなる音が出たので、すごくびっくりして。リアがいい音がするギターって結構希少なイメージがあるんですけど、そこが今年のマーフィーラボはすごかったなと思います。あと色がすごく素敵で。昔のバーストの個体で、青を塗料に少し混ぜている時期があったらしく、それが退色すると緑っぽくなって、それを参考にしているらしいです。
亀本 緑感あるよね。不思議な色。
長谷部 グリーンレモンっていうカラーなんです。
――亀本さんの黒のレスポール・カスタムはいつ手に入れたのでしょうか?
亀本 2015年からUSAの現行ラインのギターを何本か使わせていただいていて、すごく気に入ってたくさん弾いていたんですけど、そろそろ自分でちゃんとしたやつを1本買いたいなと思って、武道館のライブ前くらいに買いました。普通に楽器屋さんで見つけて、試奏して買いましたね。
↑亀本さん愛用ギター/Gibson Les Paul Custom
――お気に入りのポイントを教えてください。
亀本 スタンダードよりはガッツがあるというか、ちょっとワイルドですね。当然レスポール自体がワイルドな歪み方をするんですけど、カスタムの方がよりワイルドな印象。USAラインとは若干違って、さっきも言いましたけど、低域が締まった感じがするので、割とどんな音にもすぐ合わせられるというか、カオティックなアンサンブルの中でもしっかりと存在感があって、すごく気に入って使っています。あと、最近フロントがすごく抜けるようになったんですよ。最初はわりとぼやけていたんですけど、ローエンドが前に出てくるようになって、使い込むとやはりいいなと思いますね。
――長谷部さんのES-335はいつ手に入れたのでしょうか?
長谷部 モータウンサウンドを追求した「風来」という曲があるんですけど、その曲を収録するために買いました。ヴィンテージのギターは前にも一応持っていて、5万円くらいで購入したやつがあったんですけど、ずっと持っていたいと思えるようなヴィンテージを買ったのはこれが初めてですね。ファンクができる竿を探していて、鳴りが太い個体が多かったので、軽やかさがあるのを探していたんですけど、これは自分が好きな70年代のR&Bの音が素直に出てくる感じがして。
亀本 ピックアップもあると思うんだけど、やっぱり軽やかだよね。僕のES-345もそんな感じで、弾き心地も軽やか。僕は音も本体も重量感があるものを選んでるので、どちらも軽さがあるギターにしているのは僕と真逆ですね。
長谷部 ジャズすぎずロックすぎずっていうのは結構大きいかもしれない。だから低音の鳴りが締まっているものを選んでいるのかもしれないです。
↑長谷部さん愛用ギター/1970 Gibson ES-335
カッティングで人と差をつけたかったら、ギブソンを使った方がいい(亀本)
――今日お持ちいただいたギターと、Kroiの音楽性やサウンドとの相性に関してはどうお考えですか?
長谷部 ハムタイプのギターを買い出したのがインディーズの後半くらいからなので、6年間はずっとハムバッカーのスタイルで、ハムのキャラ感はもう前提になっていると思います。レスポールは元がジャズギターなのもあって、ジャズもできて、ロックもできて、ファンクもできる。これ以上Kroiにとってピッタリな、オールジャンルをこなせる竿は他にないなと思っているので、絶大な信頼感がありますね。
――Kroiの特徴はまさにその多ジャンル感、クロスオーバー感ですもんね。
長谷部 6弦でリフを弾くこともあれば、カッティングをすることも多いし、飛び道具的な使い方をすることもあるので、その点ハムバッカーの真っすぐで素直な音はエフェクトノリもいいし、ばっちりはまっているんですよね。
亀本 ハムバッカーのカッティングっていいよね。カッティングしがいがあるというか、シングルだと立ち上がりがしっかりしているから、そんなに上手くなくてもカッティングしてる感が出るんだけど、ハムバッカーのカッティングはちゃんと上手くないとかっこよくないというか。
長谷部 キレを出すのが難しいですよね。そういう不器用さも含めて好きです。
亀本 めちゃくちゃ味があって、僕も好きです。自分の曲はいつも歪んでいるからカッティングとかできないんだけど、最近出ているギブソンの小さいアンプがとても音が良くて、直でP-90二発のSGとかで普通にカッティングするとめちゃくちゃ気持ちいい。カッティングで勝負する人はあんまりギブソンに来ないイメージがあるんだけど、ギブソンのギターのカッティングは本当にいいですよ。カッティングで人と差をつけたかったら、ギブソンを使った方がいいよね。
長谷部 昔のカッティングスターはギブソンを使っている人が多いですからね。アル・マッケイとかもそうですし。
亀本 海外の人は全然そこの偏見がないというか、「やっぱりギブソン系はリアで歪ませなきゃ」みたいなのは日本の音楽シーン独特の感覚でもある気がする。フロントで、クリーンでオクターブとか、超いい音だけど、そういうことする人はなかなかいない。なので、クリーンでも差をつけたい人はギブソンを使うといいですよ。
――亀本さんにも改めて、レスポールとGLIM SPANKYの音楽性やサウンドとの相性についてお伺いしたいです。
亀本 僕は倍音が多いファズを使うことが多いので、実音が太ければ太いほど音作りがしやすい。実音が細いギターでやってしまうと、芯がなくて、みんながラウドになったときに負けちゃうけど、ハムバッカーは太いから、ファズでいろいろ音作りしても芯がへたらないというか、ファットなまま音が作れるのが一番大きいですね。全体的に出音がラウドな中で、自分は単音で誰よりも大きくなきゃいけないので、どうしてもパワー勝負になる。でも元をたどっていくと、ジミー・ペイジなど、最初にギブソンを手にしだしたのって、結局パワー系が多いんですよね。ブルースブレイカーズのときのエリック・クラプトンや、ジョン・メイオールもそうだと思うんです。昔のマーシャルは歪まなかったから、ハムバッキングにした方が歪みやすくて、最初はみんなそこに魅力を感じたと思うんですよね。
ギターはすごくパフォーマンスに特化してる楽器だなと思うんです(長谷部)
――ギターという楽器の可能性についてもお伺いしたいです。今後、一人のギタリストとして、どんな表現をしていきたいと考えていますか?
長谷部 ギターはすごくパフォーマンスに特化している楽器だなと思うんです。
亀本 確かに、本当にそう。
長谷部 ギターはそもそも立って弾くし、パフォーマンスが映えるように作られている楽器で。エレキギターの歴史は楽器界の中では浅い方だから、まだこれからどんどん進化していくのかなと思うんですけど、やっぱりライブギアな楽器だと思うし、それを盛り上げてきたのは絶対的なギターヒーローがいたからで。どの年代にもギターという楽器をかっこよく聴かせてきた人がいて、僕も未だにそれに憧れている一人なので、そういう存在に自分もなりたいなっていうのはずっと思ってます。
亀本 そこは僕もすごくこだわっていますね。音楽にあまり興味がない人に、エレキギターのかっこよさを伝えるにはどうすればいいのかを考えたときに、マイケル・ジャクソンがいい例だと思っていて。マイケルはどんな人にも音楽を届ける天才で、その頂点だと思うんです。マイケルのライブ・パフォーマンスでヴァン・ヘイレンのソロがあるじゃないですか。あのときにマイケルは客に何が起きているかをわかりやすくするために、ちゃんと前に出てきてギターを目立たせるパフォーマンスをやるわけですよ。「エレキギターが今かっこいいことをやっているぞ」っていうのを表現するんです。僕もそれを見て、ちゃんとパフォーマンスができるギタリストでいようと思って、そこは意識的に狙ってやっています。だからギターがパフォーマンス楽器であるっていうのはすごく大事な観点だなと思いますね。
――パフォーマンス以外の観点だといかがですか?
亀本 さっき長谷部くんも言ったように、エレキギターはまだ歴史が短い楽器なのに、保守的なんですよね。例えば、「この色が定番」みたいなフォーマットがすごく出来上がっていて、ギターが好きな人にとってはそれがかっこいいかもしれないけど、そうではない人にとっては全然関係なくて、どんな色を塗ってもいいわけで。歴史の中で作られてきたフォーマットがすごく神格化されているから、自分はそこから常にはみ出すチョイスをし続けるギタリストでいたいなと思っているんです。その一方で、ギターの形が昔から変わっていないことには意味があるし、これまでの歴史にはやっぱり価値がある。それをちゃんとリスペクトした上で、そこからどうはみ出していくか。それが自分のやりたいことだし、そういうギタリストであり続けたいっていうのは、一貫して自分の中にありますね。
PROFILE
亀本寛貴(GLIM SPANKY)
長野県出身の男女二人組ロックユニット GLIM SPANKY のギター、プログラミング、作曲、編曲担当。
GLIM SPANKYは、ハスキーでオンリーワンな松尾レミの歌声と、ブルージーで情感深く鳴らす亀本寛貴のギターが特徴。特に60〜70年代の音楽やファッション、アート等のカルチャーに影響を受けており、それらをルーツに持ちながら唯一無二なサウンドを鳴らしている。
2007年結成。2014年メジャーデビュー。2018年日本武道館ワンマンライブ開催。同年、「FUJI ROCK FESTIVAL」GREEN STAGE出演。今年6月でメジャーデビュー10周年を迎え、アニバーサリーを記念した自身初のベストアルバムを今秋発売予定。
劇場版「ONE PIECE FILM GOLD」書き下ろし主題歌「怒りをくれよ」をはじめ、ドラマや映画、アニメなどの主題歌を多数手掛ける他、ももいろクローバーZや上白石萌音、DISH//、野宮真貴、バーチャル・シンガーの花譜など、幅広いジャンルでアーティストへの楽曲提供も精力的に行なっている。
長谷部悠生(Yuki Hasebe) (Gu)
R&B / ファンク / ソウル / ロック /ヒップホップなど、あらゆる音楽ジャンルからの影響を昇華したミクスチャーな音楽性を提示する5人組バンドKroiのギタリスト。
2018年2月に結成。2021年6月には1st Album「LENS」でメジャーデビューを果たし、2022年には2nd
Album「telegraph」をリリース。2024年1月には初の東京・日本武道館ワンマン公演を開催し、ソールドアウトの会場の中、大盛況を収める。FM FUJIにてレギュラーラジオ「長谷部悠生のロゼッタスペース」を担当。